批判的な言葉という「毒」と「薬」。
人は誰でも、褒められたい!認められたい!と思う。
褒めてくれる人や認めてくれる人を肯定的に感じ、注意してくる人や文句を言う人を否定的に感じてなるべく避けようとする。
仕事でも同じ。ああしたほうがいい、こうしたほうがいい、と口うるさく言う人に対して、あまり関わりたくないと感じてしまう。
まぁ当然と言えば当然だ。
その気持ちは痛いほどわかる。わかるけど、そこに落とし穴があることを知っておいたほうがいい。
その人がどういう気持ちであなたにそれを伝えているかをしっかりと感じ取るセンサーを持つということ。
単にその人の感情のはけ口として否定・批判・避難・文句・難題を言ってくるのであれば、そんなものは聞き流して無視すればいい。オンラインであっても対面であっても、相手の感情のはけ口の道具になってはいけない。
あなたはあなたらしく、堂々とあなたを生きればいいと思う。
しかし、その人が愛を持ってあなたの成長発展を考えて伝えてくるのであれば、それは聞く耳を持って聞いたほうがいい。
それを聞くあなたの耳は痛いし心も痛むだろう。それでもそれを伝える人の気持ちになればわかると思うが、言うほうはもっとつらいし、あなた以上に心を痛めて伝えているかも知れないのだ。
その人があなたの身近な人でいつも見ていてくれる人の言葉なのかどうか。そして言葉に愛があるかどうか。
それを感じ取れるセンサーを持つことは容易じゃないかも知れない。でもあるポイントまで自分自身が成長してくるとおのずと心が反応するのだ。
言葉をダイレクトに受け取ると誰だって傷つく。
でもその言葉の裏側に貼り付いているものが愛であれば、いつしかそれはあなたに勇気を与え、癒しを与え、大いなる気づきを与えてくれる。
自分にとって好ましくない言葉を避けたいのはよくわかる。
でもあらゆる好ましくない言葉を避けて、耳障りのいい言葉だけ言ってくれる人だけ周りに置いておくと、私は今のままでいいんだと勘違いして、あなたの成長は止まってしまうか、 “井の中の蛙“ になってしまう。
人を選んで、この人の言葉は受け取るようにしよう、と決めるといい。
あえて自分ができてないところ、変えたほうがいいところを伝えてもらうようにするといい。
痛い言葉は誰だって聞きたくない。でもそこに愛があれば、それはあなたの成長発展のための素晴らしい栄養にもなることを知っておこう。
スルーする言葉、受け取る言葉、その分別がつくようになったらきっとあなたの周りにはあなたを慕ってくれる人たちがいっぱいいるはずだ。
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