最も有名なハワイ語「ALOHA」の真意。
ハワイ語で最も知られている言葉は間違いなく「ALOHA」だと思います。
この言葉は「こんにちは」という単なる挨拶の言葉ではなく、この言葉が本当に意味するところは、とても広く、とても深い。それゆえに様々な解釈が飛び交っています。
ハワイ州の州法にもALOHAは定義づけられているが以下のようなものです。
またハワイ王朝(1795-1893)最後の女王リリウオカラニ(在位1891-1893)はALOHAを以下のように伝えています。
またALOHAという言葉のアルファベットひとつひとつにハワイ語を当てはめて伝えるということもされているのは有名で、ALOHAの意味を解釈するひとつの知恵です。
またALOHAという言葉を分解して解釈する方法もあります。
ALOは、顔、面前、存在という意味があり、HAは息(聖なる呼吸)を意味しています。
古代のハワイアンは、挨拶する時にお互いの額と鼻を合わせ、鼻から大きく息を吸う事で息を交換し合っていました。これはお互いのこの瞬間の出会いを喜びたたえ合い、お互いの命を尊重し感謝する。お互いが持つ愛情を交換し合うことこそが挨拶なのです。
この儀式的な行為(挨拶)を含む「ALO-HA」をもっとスピリチュアル的に解釈すれば、目に見えないエネルギーの交換です。
目には見えなくてもひとりひとりの周りに存在する精霊や先祖の魂、その人が持つ影響力などもあわせて愛でたたえ、感謝するということなのではないかと感じます。
自然とともにスピリチュアルなあり方が当たり前だった古代のハワイアンの「ALOHA」に対する想いは今に生きる私たちが考えるものとは大きく違い、もっと広く深い魂的な繋がりを示すもの(スピリチュアルな繋がりを示すもの)だったように感じます。
思うに「ALOHA」とは、生き様(Way of Life)です。
その人の心や精神のあり様だと感じます。
それは頭で考えることではなく、その言葉に、その態度に、その行動に、その手に、その目に、その口に、その耳に、表現されてしまうすべてなのだと思います。その人の心がそのまま表現される生き様すべてなのです。
ハワイ語にはもうひとつ大事な言葉があります。
それは「PONO」という言葉です。
日本語にすると、真ん中、本質、あるがまま。
つまり、調和のとれたバランスのいい状態(Well-being)ということです。
人にとって一番幸せで豊かな満ち足りた状態と言ってもいいと思います。
その「PONO」に必要な素養こそが「ALOHA」という生き方なのだと感じています。
それは善悪優劣を越えたところに存在するゼロ=∞のあり方です。
すべて白でもすべて黒でもない陰陽の太極図が現す状態です。
人はとかく真っ白でなくてはいけないと思いがちです。
しかし本当にバランスがとれた状態というのは、白黒半々の状態であり、また白の中にも黒があり、黒の中にも白がある。
これを自分自身の考え方、あり方に当てはめてみたらどうでしょうか。
少し肩の力が抜けて楽になるはずです。
リラックスしてありのままの自分(ALOHAのままの自分)のあり方。
PONOとはそういうことなのではないかと思うのです。
今を生きる人々が大事にしなくてはいけないこと。
それが「ALOHA」という生き方を求めていくことではないでしょうか。
それをひと言で伝えると「愛」という言葉に変わるのだと感じます。
より良い状態(Well-being)を目指して日々丁寧に生きていくこと。
日々整えクリーニング(Ho'oponopono)して優劣善悪を越えてゼロ=∞を追求して生きていくこと。
古代からこれを当たり前にやっているハワイが楽園と言われる本当の理由はここにあるのではないでしょうか。
今を生きる私たちが学ぶべき本当に大切なことはハワイに根付く「ALOHA」の精神だと感じています。
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