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【AIについて、思う事】

普段は、専門学校で、映像を教えたりする講師として活動しています。
その中で、
なぜか今年から、プログラミング言語、Pythonも教えることになりました。
なんでやねんっ!って突っ込みは無しね。私が一番そう思っているから(汗

Pythonについて、簡単に紹介しておくと、今はやりの機械学習、ディープラーニング、科学技術計算など、AIの分野において、幅広く使われ、今一番人気のプログラミング言語です。

ちなみに、
なんで人気が高いかという事を、参考までに紹介しておくと、インタプリタなので、実行ファイルを作る必要がなく、まあ、初学者にとっては、かつてのBASICの様にとっつきやすい点、および、数学計算のためのライブラリが極めて充実している点、なのかなぁ。

と、個人的には思っています。

さて、ここへきて、Pythonを現在学んでいる人の中で、興味が高いと思われるのが、やはり、AI。
おそらく、今現在、Pythonに興味を持っている人の中の半数以上は、何らかの形でAIに関心を持っているのではないかと思います。

で、結果的にAIについても色々、知識を身につけつつあるのですが、
そこで、ちょっと将来に対する不安、というか、心配。

多くの方が、AIに対して肯定的な評価をされているのではないか、
と思います。

実際、まあ、私も多くの点においては、肯定的なのですが、ただ、最終的な判断を人ができる余地は残せておかなければ、って思っています。

ちょっと文章が抽象的ですね。

具体的な話を例に挙げてすると、たとえば、Google
皆さんの日常生活の中に、すでになくてはならないものになりつつあると思うのですが、あの検索機能、とうぜん、AIによる情報の取捨選択がなされています。

そうすると、その情報の正確さについては、Googleの取捨選択の判断に依存していることになります。

わたしも、それなりに、その情報の正確さを信じてはいます。

ただ、100%ではないんですよね

木を隠すなら、森の中

99の正しい情報と、その中に1の間違った情報を紛れ込ませていたとしても、その1の間違いに誰も気が付かないのです。

そして、多くの人間は、一度、信じた信仰に対して、疑うことができなくなってしまう。
特に日本人は、メディアに対する情報教育が幼いころからなされていないので、メディアの判断に弱いです。

それが、集団となり、世界のディファクトスタンダードとなった時には、正直、手遅れだなぁ、って思っています。

今、皆さんの日常の中は、AIによる判断が、普通になされています。
Googleだけでなく、ネット経由で判断させるもののほとんどが、何らかのAIによる判断が入っています。

その恩恵を受けていない人は、ほぼいないです。
スマホ、インターネット、テレビ、このいずれかをひとつでも見ている人は、間違いなくAIの恩恵を受けています。

で、2045年には、AIの知能が人間の知能を超えるという意見もあります。

技術的特異点
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%80%E8%A1%93%E7%9A%84%E7%89%B9%E7%95%B0%E7%82%B9

すでに、皆さんの日常生活に、多くの人が気が付かない間に浸透しているAI。

2045年には、技術的特異点を超え、人間の知能を超えるといわれるAI。

すでにネット上で広がっているものについては、削除することは不可能なわけで、人の制御の追い付かないところへ、日々進んでいます。

そして、すべての判断がAIにゆだねられる時が来たとき、ターミネーターや、アニマトリクスなどのネガティブなSFで描かれた世界が、けして、絵空事にならないような気がしています。

技術的特異点を迎えるといわれる2045年は、
人類史上初めて核兵器が実戦使用されてから
ちょうど100年(1世紀)ピッタリ、
という、きりのいい数字なのも、ちょっと気持ち悪いです。

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