24/07/25 [Civ6プレイログ] ポルトガル、砂漠を走る砂の船(第3回)
前回(第2回)はこちら。
時代は中世に突入。しかし前回も書いた通り、反省の多い時代となってしまいました。
反省点は色々あるのですが、なによりも「方針を定めずに漫然と進めてしまった」ことが大きな反省点でしたね。
黄金時代の公約は港から科学力を出そうと「研究の自由」を選んだのですが、このあと各都市で次々に聖地を建てることになったため結果的に信仰力が余りまくりました。「不朽」を取っておくべきでしたね。
87ターン目(紀元前725年)、大預言者・老子を獲得。聖地で使用すれば宗教を創始できるのですが、あえて創始しません。マリが宗教勝利してしまいそうになったときの最後の切り札としてとっておきます。
宗教を創始すると、自国内で聖地のある都市すべての多数派宗教が創始した宗教に塗り替わります。これによってマリの宗教勝利を土壇場で阻止する狙いです。
そのときまで老子には不死身の斥候として世界中を探索してもらいましょう。
それと時を同じくして、マリが都市国家ヴェネツィアを攻め落としました。
マリはずっと前からヴェネツィアを攻めていたのですが防壁対策もせずダラダラと戦力の逐次投入をし続けていたのです。
やっと攻め落とした形になったのですが、マリがチンタラ攻めてる間に既にこの平原にはポルトガルの都市が育っています。忠誠圧力で都市を維持できないと考えたのか、そのままヴェネツィアは破壊されました。
…ということは、ヴェネツィアが抑えていた肥沃な氾濫原の土地がそのまま浮いたということ! ありがとうマリ!
88ターン目(紀元前700年)、最初の世界会議が開催されます。
「選ばれたプレイヤーが発生させる不平が100%上昇」でマリに複数票を突っ込み、「このプレイヤーが新たに建設した区域が文化爆弾として機能する」で自分に複数票を入れました。
どちらも通り、外交勝利ポイントを2獲得。
そして「この世界に糧を(社と神殿に食料+3、住宅+2)」をマリに布教してもらった都市ではどんどん聖地を建てていきます。この砂漠で食料6がつく、素晴らしい区域です。
更に総督マグナスの昇進「余剰管理」を獲得。着任している都市へ続く国内交易路に食料+2のボーナスがつきます。
リスボン行きの交易路が食料+4を産むようになりました。今リスボンに向かってない交易路も順次繋ぎ変えていきましょう。
89ターン目(紀元前675年)、ギリシャのゴルゴーと友好宣言。
続くターン、マリの西に都市国家エレバンを発見。マリ、エレバンまで握ってるんかい。プレイヤーなら宗主権をとるだけで宗教勝利が一気に簡単になる超強力都市国家です。世界がマリに宗教勝利させようとしている。
94ターン目(紀元前550年)、世界遺産アルテミス神殿が完成!
スクショだと全然完成してないんですけど、完成です。事前の計画でできれば建てたいと挙げていたものです。無事穫れてよかった。
返す刀で最重要遺産・ペトラも建てようとしたのですが、ギリシャが既にだいぶ建設を進めてしまっています。砂漠では「森の伐採で生産力を得る」みたいなことが不可能なので、ペトラチャレンジは断念。指を咥えて見ていることしかできない…。
ポルトガルの東、ペルシャ西端に自然遺産ハロン湾を発見。食料+3、生産力+1、文化力+1がついた強力な自然遺産で、山を挟んでいるためペルシャもまだ取っていないようです。
忠誠-20がついていますがいつか強引に取りたいな…。
ちなみにネタバレをすると、下の方にいる蛮族の集落に誰も手を出せずそのまま都市国家になり、ハロン湾への入植は叶わぬ夢と終わります。
99ターン目(紀元前425年)、第6都市グアルダを建設。
本当はもっと強気にマリ側に寄せたかったのですが、建設予定地に先着されてしまったため置きに行きました。ですが、この都市が後に非常に重要な役割を果たすことになります。
ちなみに新都市でも初手で建設するのは聖地です。今回のゲームにおいて聖地は集団農場と同義。
そのグアルダのすぐ南にあったボローニャが101ターン目、マリに併呑されてしまいます。
ゲーム開始直後リスボン付近にできたふたつの都市国家、ヴェネツィアとボローニャはどちらもマリによって滅ぼされてしまったことになります。マリ、やりたい放題。
氾濫原を持ち優秀な食料タイルをいくつも持つ素敵な都市がマリの手にわたってしまいました。
少し話は前後しますが、ブラガから山を挟んですぐ西という厄介な位地に蛮族が湧いてしまいました。
メンアットアームズを購入してつぶしにいくことも考えたのですが、そういえば蛮族の部族モードで一度も使ったことがないオプションがあることに気づき、使ってみることにしました。
一番右、「扇動」。
ゴールドを払って付近の文明を攻撃させることが出来ます。ちょうどマリ領ボローニャが近くにあるじゃあないですか。ささ、先生、ほんの心付けではございますが…どうか先生のお力、マリとかいう蛮族に見せてやってくださいよ…
しばらく経って分かったこととしてはこの扇動、全然意味がありません。
部族のユニットは集落から一番近い都市であるブラガにずっと張り付き続けて全くマリ方面に行こうとはしません。どういう仕様になっているんでしょうか…。心付け510ゴールドという決して安くない金額は霧散しました。この砂漠が広がり蛮族がヒャッハーする世紀末の地、カネなんかケツ拭く紙にもなりゃしないようです。
さて、食料のやりくりの話ばかりしてきましたが、工業地帯を解放したあと研究はマスケット銃兵を出せるように進めています。ずばりマリとの決戦のため。
104ターン時点でマリのターン毎科学力57に対して我がポルトガルは28と半分しかないのですが、見えている限りマリは中世以前のユニットしかいないため、マスケット銃兵で殴ればいけるのではないかという願うような気持ちでした。
118ターン目(西暦50年)、遂に西暦がはじまりました。第2回世界会議が開催されます。
投票は「選ばれたレベルアップ・クラスのユニットの戦闘力+5」で近接戦闘、「この区域の建造物に対する生産力+100%」で都心、それぞれ1票ずつ。この議題はこのふたつが通ることが多いです。
案の定その通りとなり、外交勝利ポイントを2獲得。
そしてこのターン、旧ヴェネツィアのあたりに第7都市トマールを建設。
「暑いけど湿度が低いからまだマシ」という時代スコアが入ったんですが、これ何ですか??
調べてみると「初めて砂漠に都市を築く」という歴史的瞬間でした。
…え!? 今までの都市も全部砂漠ですけど!? わからん…。
さて、ここまでの中世を振り返ると、とにかくうまくいっていない。
せっかくの黄金時代公約はあまり機能していない。蛮族に払った大金はケツを拭く紙にされる。ペトラもやるならやるで「数学」の技術へ一直線に行っていればワンチャンあったかもしれないのに…。
対マリ決戦兵器として開発していたマスケット銃も、使えるようになった頃にはマリはもっと軍備を整えていたため結局使われることはありませんでした。もっと前からちゃんとキャンパスや兵営を建てて本気でマスケットラッシュに賭けていれば勝負できたんでしょうが、中途半端な方針で結局実らず。
記事を書くために進展があった瞬間だけ抜き出せば悪くないように見えますが、実感としてはずっと方針が定まらないまま蛮族の相手だけをしていた時代でした。
127ターン目(西暦275年)、ルネサンス時代に突入。
グダグダの中世を過ごしたポルトガルは普通の時代となってしまいました。
ここで普通の時代になっちゃったのが本当に痛い!
公約「不朽」はルネサンス時代までしかないので、各都市でスパムした聖地+社+神殿から湧いてくる信仰力は行き所を失ってしまいました。布教は全部マリがやってくれるので、本当に信仰力の使い道が全然ないんですよね…。
果たして巻き返しは成るのか、次回ルネサンス編に続く!