23/12/29 個人的ブック以外オブイヤー2023

ブックはやったのでブック以外!

ブック同様、今年リリースされたものでなく「今年僕が摂取したもの」が対象です。こちらはブック以上にTwitterのタイムラインや友人からの口コミなどをきっかけに見たものが多かった気がします。こうして色々な興味をもらえるというのは本当にSNSをやっている良いところです。一方、なにか感想を書きたくなったときにこのnoteのようなTwitter以外の場所を持っていることの良さも感じます。
これは感覚的な話ですが、Twitterと比べてnoteは記事を開いた時点で僕が発信側で開いてくれた人が受信側という関係が確定していることが「僕の場所である」というモードを与えてくれる感じがしますね。

最近よく聞く「世間じゃ高評価らしいけど楽しめなかったので自分の感性が足りなかったんだろう」という諦め方って、摩擦を減らして気を楽にする処世術ではあるんですけど、どんどん「自分」を削っていく危険な考え方だと思います。言ってしまえば「世間の感想と自分の感想が違ったので、自分の感想は間違っている」という考え方なので…。
もっとみんなが自分の感じたことを大事にして、他の個々人が感じたことも大事にできる世界になってほしいよ。

既に日記で感想を書いてるものも少なくないので本編は手短にいきます!


ゲーム

春ゆきてレトロチカ

スクエニの推理ADV。物語は実写映像で進行し、推理を組み立てるときもそのシーンを見返しながら検討し、実写の謎解きシーン内で選択肢を選びます。なのでサスペンスドラマを見ているような趣もあるのですが、テレビでドラマを見るのと決定的に違うのが「推理を自分でやらなきゃいけない」ということ。この役割を委ねられるだけで見るときの姿勢が全然変わるんですよね。真面目に考えて見ようという気になる!そして物語は真面目に見たほうがずっと面白い!つまり、システムがよくできたゲームなのでした。

今年はADVづいていましたねえ!
ここに載せてはいないのですが「逆転裁判」の1と2もやって、とても楽しかったです。「逆転サーカス」、良かったなあ。

パラノマサイト

ホラーADV…なのですが、能力バトルからはじまり推理、脱出、読み解きのような様々な要素に次々派生していく焼肉フルコースのようなADVでしたね。マダムがめっちゃ良いキャラしてた!

出てくる悪人がかなりガチの邪悪なのですが、LINEスタンプや各種グッズなどかなりスットボけたキャラクター展開をしています。やりおるな。

ブルーアーカイブ

ちょっと今年ばっかりはこれを入れざるをえまい。最終編、今年だったんですよね。もう随分前のことのように感じますが…。
未だに「優しさの記憶」のイントロが聞こえるだけでウルッときそうになります。

マンガ

児玉まりあ文学集成

ちょうど台湾に行くあたりに読んでたんだったはず。
僕の好きなコマがこれです。

このあと三島芳治作品をKindleで手に入る限り読んだのですが、なんだかんだ「児玉まりあ文学集成」が一番好きでしたね。

今日から始める幼なじみ

台湾に行って1ヶ月ほど経った頃、「萌え」がほしいと感じ、信頼している知人数名に「良い萌えるマンガを教えてほしい」とお願いしました。教えてもらったマンガをすべて読んだのですが、中でもとびきり刺さったのがこれでした!

幼なじみを始めるという不思議なタイトルですが、まさにこのままで、いわゆる「幼なじみ」というものに憧れてそれを後天的にやろうというお話なんですね。これがねー、萌えるんですねえ!
一気読みの出来ないマンガでした。1話読むごとにアプリを閉じてしみじみ感じ入ってしまうのです。

K2

今年めちゃくちゃ話題になってましたね(僕の周囲)。
僕もご多分に漏れず無料期間で一気読みしたのですが、400話以上を読ませてくれるパワーと持続力のあるマンガでした。

ちいかわ

ちょっと今年ばっかりはこれを入れざるをえまい。
島編、すごすぎる。

暗号学園のいろは

面白!週刊連載でこれだけ「面白」に対して採算度外視でコストをかけることができるんだという驚きがありました。
これ暗号全部真面目に考えてたら次の週のジャンプの発売までに解き終わらなくない?

葬送のフリーレン

暗号学園に続くタイトル回収枠。最近タイトル回収がアツい。
一話完結をやってるときもまとまった話数続く一連のエピソードも、人間関係の話をやってるときもバトルをやってるときも、それぞれ面白い。これって本当に選ばれた良作だけが持っている特徴だと思います。

…もしかして「ちいかわ」も持ってる特徴か…?

蒼天航路

どこまで面白くなれば気が済むんだ、このマンガ!
全編中最後の1/3になってやっと魏呉蜀になってから本当にエンジンがかかるという。でも思い返すと横山三国志も割とスロースターターだったな…あれは徐庶が加わるあたりからやっと面白くなっていった覚えが。

アニメ

機動戦士ガンダム 水星の魔女

めちゃくちゃ面白いし、「面白いと感じさせるのがうまい」。ちゃんと理論に基づいて面白さをシステマティックに組み立てていた作品だったと感じます。
最近だと「リコリスリコイル」が特にこの「理論的な面白さ」だったと思うのですが、個人的にはこういう作品がどんどん増えてほしいと思っています。

輪るピングドラム

「アイドルマスターミリオンライブ」のアニメの先行上映がはじまり、友人がみんな見に行きだした頃、僕は台湾にいて見に行けないので代わりにこれを見ていました(なぜ?)(最初は「這い寄れ!ニャル子さん」を見ようとしてました(なぜ?))
こっちは逆に得体のしれない面白さですね。こういう「分からないことの面白さ」に出会えると嬉しくなります。

ポケットモンスター リコとロイの旅立ち

いわゆるサトシ卒業後の新アニポケの、第1シーズン。
アニポケはだいぶご無沙汰だったんですが、いやーめちゃくちゃハマりました。第1シーズンでリコはすっかり成長し第2シーズンではいよいよ冒険が本格化って感じなのですが、僕はこのリコの成長譚が見られる第1シーズンがめちゃくちゃ好きでしたね!主題歌も良かったなあ。