22/12/13 倫敦スコーンの謎
お昼にスープを作ることは決まっていたのですが、メインは何を食べようかなあ…と考えていたとき、思い至りました。そうだ、サンドイッチを作ろう!ちょうど昨日サンドイッチの本を読んでサンドイッチづいていたところでした。
パン屋さんにひょいっと行ってバゲットを買ってきて。適当な大きさに切って、切れ込みを入れてがばっと上下に開きます。
断面に以前もらったイタリア食材詰め合わせに入っていたおいしいオリーブオイルをふりかけ、同じく詰め合わせに入っていた生ハムとオリーブをぽいぽいと置いてはさみ、完成。超簡単。
そして食べたのですが…めっちゃうまい!!
バゲットがシンプルにうまい。オリーブオイルがシンプルにうまい。生ハムとオリーブがうまい。サンドイッチってパンのうまい食べ方なんだなあ。サンドイッチは買うことがほとんどで自分で作ることはあまりなかったのですが、またやってみたいと思いました。
ちなみにそれだけだと足りなかったので、冷蔵庫のご飯をチンして納豆と食べて全てを台無しにしました。
米澤穂信先生による小市民シリーズの新作短編「倫敦スコーンの謎」を読みました。とても良かったです。
調理実習で作ったスコーンは手順通りに作ったはずなのになぜか生焼けだった。お菓子作りという再現性のある作業において瑕疵のなかったはずがなぜこのような結果になったのか?という日常の謎で、シリーズキャラの小鳩くんと小佐内さんが喫茶店で紅茶とスコーンを口にしながら推理します。
これだけでも非常に魅力的な日常の謎なのですが、「失敗の原因をレポートに書いて提出しないといけないが、スコーン担当の子の責任だと書くと人間関係に波風が立ってよろしくない」という状況設定が結末をもう一段面白いものにしています。
「シャルロットだけはぼくのもの」しかり、小市民シリーズは密室で二人の会話で進行するような作品が特に好みです。これは小市民シリーズに限らず日常の謎全般における僕の好みかも。
ちなみにそのイタリア食材詰め合わせの記事でオイルパスタはオイルの量に覚悟を持たないといけないということを書いていたのですが、最近「DAIGOも台所」を見てたら調理後にいわゆる「追いオリーブオイル」してました。あのときも追うべきだったな。