24/09/28 すき焼き、梅干し、鄧艾
「負けヒロインが多すぎる!」のアニメを楽しく見ているのですが、なんとなく見ていた昔のコンテンツの中に「自らも彼に想いを寄せているのに彼が別のヒロインを追うようあえて背中を押すやつ」が出てきてタイムリーでした。これって実際に見るとほんと株が上がりますねえ。そりゃ人気にもなるよ。「君は…精神的には勝っていたぞ…」と吉良吉影と戦った康一くんに対する承太郎のような気持ちになります。
以前から気になっていた今半のすき焼き弁当を買って食べてみました。千八百円しただけあっておいしかったです。ご飯の真ん中に梅干しが載ってるのが弁当としては定番ながらすき焼き弁当としては逆に珍しい気が。すき焼き+ご飯+梅干し、というここでしかできない食べ方ができます。これが意外とよくて、すき焼きって極論全食材が同じ味付けになっている食べ物なんですが、それをリセットするのに梅干しの酸味がちょうどいいんですね。
あとすき焼き部分に割り下をいっぱい吸ったデッカい麩が入っていて、うまいはうまいんですがこれでご飯を食べることになんだか罪悪感を覚えました。
宮城谷昌光『三国志名臣列伝 魏篇』を読みました。
最近『後漢篇』を読んだところ面白かったので引き続きこれも読んだのですが、こっちも面白い。後漢篇の方は人間性がゆったりと浮かび上がってくるようなものが多かったのに対してこちらは比較的烈しく濃厚なサクセスストーリーが多い感じ。このあたりは時代の要請の違いでしょう。もちろん三国志なので後漢から三国時代への過渡期を経験している人ばかりなのですが、分け方としては後漢王朝によって取り立てられた人材は後漢篇、曹操によって取り立てられた人材は魏篇に収録されているように見えます。
巻末に鄧艾が収録されていて、彼が蜀を終わらせるところまでが描かれて終わるのがとても良い。読んでいてじいんとしちゃいました。