24/06/21 [Civ6プレイログ] ポルトガル、砂漠を走る船の道(第1回)
Civilization VIには有志作成のMODがたくさんありますが、今回は「Alternate Cartography」というMODを入れて砂漠マップをプレイします。
Civ6の地形では主に草原(食料2)や平原(食料1/生産力1)がハビタブルゾーンとなるのですが、このマップではほとんど全ての陸地が砂漠(食料0/生産力0)になります。砂漠タイルは草原や平原と違って農場を作ることもできないため、食料の確保が非常に難しくなることが予想されます。
そして使用する文明はポルトガルです。
僕はまだ使ったことのない指導者を使って実績を解除していっているのですが、ポルトガルのジョアン3世ではまだクリアしたことがないので、彼を使って遊んでみます。
ポルトガルといえば言わずとしれた海洋文明。それに対してマップは砂の海となるわけですが、果たして生き延びることはできるのでしょうか。
なお、この遊びは僕の好きなCiv6動画投稿者であるSuiSuiさんの以下の動画に触発されたものです。(MODも氏の動画で知りました)
文明/指導者特性
まず今回使用する文明ポルトガルおよび指導者ジョアン3世の特性について。
国外交易路は沿岸都市からしか出せず、沿岸都市か港のある都市にしか送れないという制約がつきます。(シヴィロペディアの説明では送り先に港が必須なように見えますが、実際は都心が海に隣接している都市なら送れます)
そもそも自分が沿岸都市を作れなければ国外に交易路を1本たりとも作ることはできません。また海に面する都市を作れたとしても他の文明が同じ海に面した都市を作ってくれなければこれまた交易路は送れません。この制約が砂漠マップでどうなるか。他文明に対して交易路を送ることができず、文化勝利を難しくする可能性があります。僕は普段文化勝利ばっかりやってるのでこれができないと辛い…。
一方で産出量50%アップは超強力。中盤に解放される外交政策「為替銀行」は属国と同盟国に対する交易路に食料+2/生産量+2、第三世代の政体である民主主義およびそのレガシーでは食料+4/生産力+4がつくので、国外交易路はどんどん強くなります。これをより強く使えるのは頼もしいことでしょう。
固有ユニットはキャラベル船代替。海の多いマップだとなんだかんだキャラベル船は使います。特に「蛮族の部族」モードを入れていると海蛮族が船を出してくるので沿岸略奪を防ぐために必要になります。維持費が安いのは素直に嬉しい。
無償のレベルアップがもらえるので、「楔形陣形(対海洋ユニット戦闘力+7)」の昇進を取っているガレー船をクラスチェンジさせて「船体の補強(長距離攻撃防御時、戦闘力+10)」の昇進を取れたらおいしいかな。
ただしなんといってもマップは一面の砂漠。そもそも船を出すことがあるのだろうかという不安が残ります。
使いません。
大学に代わる固有建造物です。
沿岸タイルから多少なりともボーナスを得られるのはちょっと嬉しい。沿岸都市で礁から隣接ボーナスを受けたキャンパスを建てられると良さそうですね。ついでに大提督ポイントももらえますが大提督自体が微妙…。また生産ボーナスについても大学を建てる頃に海洋ユニットを新規生産するかどうかは疑問が残ります。
僕は普段全くといっていいほどキャンパスを建てないんですよね。キャンパス練度の低さが出るかもしれません。沿岸タイルで稼ぐ点においては港の方が強力なのでそちらを優先することになると思います。
というかキャンパス系の固有区域や固有建造物ってどれも地味かピーキーじゃないですか!?
そしてこちらは指導者:ジョアン3世の能力。
シンプルに強力な能力です。全ユニットの視界+1も文明に出会うたびに交易路+1もどちらも破格。都市国家の国境開放も便利です。海の探索はたまに都市国家に沿岸タイルを全部抑えられて通れないことがありますからね。まあ、海がそもそもあるのかどうかわかりませんが…。
ゲームルール
難易度は神、ゲームスピードは標準、そしてマップサイズは小(6文明)。
そしてゲームモードとして「独占と大企業」「蛮族の部族」をオンにします。砂漠で蛮族が都市国家を形成する、北斗の拳のような世界観になりそうです。
「英雄と伝説」を入れて何もない砂漠タイルに資源を植えるのも面白そうだったのですが、AIは英雄の能力を使用しないらしいのでプレイヤーが有利になりすぎてしまうことから断念。AIにも使わせてあげてください…。
それ以外の設定は全てデフォルトです。
方針
冒頭でも書いた通り、このマップは食料の確保が鍵になるとにらんでいます。タイルや農場からの産出が期待できないため、他の方法で食料を稼がないと人口が増えません。
というわけでいくつかプランを考えています。
(1) 交易路を使う
ジョアン3世最大の武器。他文明と出会うたびに交易路が+1されます。今回は6文明なので探索だけで5本の交易路が得られることに。他文明と最も差別化を図れる部分です。
ちなみに国内交易路は目的地の都市にある専門区域によってボーナスがつきます。食料にボーナスがつく専門区域は政府複合・聖地・キャンパス・総合娯楽施設・劇場広場・ウォーターパーク。言っても+1なのでこれを気にして区域を決めることはしないと思いますが、一応頭の片隅に入れておきます。
(1)+α マグナス都市に交易路を送る
総督「官房長・マグナス」の2段目にある称号「余剰管理」を取ると、その都市へと続く交易路が追加で食料2を産出するようになります。
増やした交易路をマグナスのいる都市に送るのが今回の基本戦略になると考えています。
(2) 沿岸タイルを使う
ポルトガルの強み、その2。海洋文明なので初期位置が沿岸になりやすいはず。砂漠からは食料が一切出ませんが、沿岸タイルは食料が1付いています。そして更に資源があれば漁船を築くことができ、食料の産出を増やすことができます。
(2)+α 養殖場を建てる
総督「調査官・梁」の2段目にある称号「養殖漁業」を取ると、労働者がその都市の沿岸や湖タイルに養殖場を作れるようになります。
沿岸/湖タイルの食料1に養殖場の食料+1で食料2!海洋資源と隣接させれば更に食料が!
元々好きな総督なのですが、普段はマグナス、ピンガラ、アマニあたりを取った後にやっと呼ぶことが多いです。しかし今回はマグナスの余剰管理を取ったらすぐさま梁に向かうかもしれません。
ただし伐採する木がないので普段よりも労働力の需要は低そうで、梁の1段目(採用ボーナス)の労働力+1はやや価値を落としそう。
(3) 宗教で食料を生む
宗教に付随するあれこれには食料を産むものがあります。
超強くない!? これを両方取れば聖地から食料8が出るようになります。更にその都市への交易路にも食料+1(前述の専門区域によるボーナス)。
ただ「この世界に糧を」はAI人気が高い印象があります。普段「聖骨箱」か「労働倫理」しか取らないので気にしたこともなかったのですが、こんなにも欲しいとは。
早く宗教を創始し、なんとかして上記の信仰を取りに行きたいところです。もし取れなかったら布教してもらうことも考えないといけないかも。逆に自分で取れたら流出しないようにしたい。
(4) ペトラを建てる
「数学」で解禁される古典時代の世界遺産「ペトラ」。
砂漠タイル、つまり都市のほぼすべてのタイルに食料+2がつきます。普段は見栄えこそ良いものの割とおとなしめな遺産ですが、本マップでは凶悪な性能といえるかも。
ただこちらもAI人気が高いので、建てられるかは微妙な気がします。せめてもっと後の時代に出てきてくれれば…。
他にアルテミス神殿(食料+4)、ヒューイ・テオカリ(全ての都市の湖タイルに食料+1)も食料遺産。建設条件が合えば建てたいかな。
これらはそんなにAIは建てない印象があるのですが、つい最近のプレイでアルテミス神殿を競り負けた苦い思い出があります。
序盤から意識できるのは大体こんなところでしょうか。交易路と総督は自分でできるのですが宗教や遺産は相手次第なのでがんばらないといけません。
後は砂漠の氾濫原を見つけたら確保することですかね。川の流域に都市を建てることがとにかく大事そう。本当に砂漠地帯の文明の興りって感じだ…。
ゲーム開始
生命は海で生まれ…先史時代の巨大な獣へと進化し…ついには二足歩行する人類に行きついた。今、人類の大いなる旅路が始まる――。
めっちゃ砂漠。
しかし目論見通り、沿岸タイルが見えています。
左下に2マス進んでタバコの上で首都を建設します。タバコ資源から信仰力1が出るので早くパンテオンが取れたら嬉しい。
そして氾濫原も見えています! やれる…気がしてきたぞ!
次回、太古~古典時代に続く!