24/03/26 ペガサス幻想
昨晩、友人らと去りゆくアマプラウォッチパーティーを惜しんで「聖闘士星矢 The Beginning」を見ました。新田真剣佑主演、あの聖闘士星矢をハリウッドで実写映画化という話題作です。
僕は聖闘士星矢を読んだことがないのでほとんどまっさらの状態で見たのですが…それでも「ここはアレンジが入っているんだろうな(オブラートに包んだ表現)」というところはなんとなくわかりましたね。
映像はさすがにきれいでしたし迫力のあるバトルシーンもありました。今まで見てきたズッコケ実写化のような「ちょけた」ところは一切なし。
ただ出来が良かったか、楽しめたかというと微妙なところで…この映画、なんか終始もたもたしている。全部のシーンが思ったより長い。あとそもそもこのシーン必要だった?となるようなシーンも多い。
そしてやたらもたもたと逡巡するくせに決心するところは描かれず「一方その頃」で別陣営がもたもたするシーンを挟んだり、延々と格闘を見せるだけ見せて決着は描かずにまた別の所でもたもたしているカットに移ったり。もたもたやるくせに決定的なシーンだけは省かれている。まるで観光バスのバスに乗っているところだけを体験しているような気分になってきます。見るべきところに行くための移動なんじゃないのかい!?
「The Beginning」という感じの結末ののちスタッフロールが流れ出すのですが…それでも僕はまだ期待を持って画面を見つめていました。
なぜなら、名曲「ペガサス幻想」が流れるんじゃないかと期待していたから。最初なんかの洋楽が流れるのはいい、ただ1曲で持たせるにはハリウッドのスタッフロールは長い…クロスフェードしてはじまるんじゃないか、あのイントロが…せめてインストアレンジでも…!
果たしてスタッフロールの途中でなんかの洋楽(Courage/P!NK)は終わり、数秒間の無音ののち…この先はネタバレになるのでね!!
ちなみに本編中でワンシーンだけ「ペガサス幻想」のアレンジが流れるところがあります。あと新田真剣佑の肉体美はすごいのですが映画としてはおすすめしません。