24/06/01 ダラダラの範囲内
11時頃に起きてカビゴンに遅い朝ご飯をあげ、自分も朝ご飯にドーナツを食べてから洗濯をしたりネットサーフィンをしたりとダラダラしていたのですが、このままだとダラダラして一日終わってしまうと一念発起してカフェが併設されている本屋に行きました。書いていて思ったのですが喫茶店に行って本を読むのは一般にはダラダラの範囲内ですね。
長島健祐『センスは5%』を読みました。
Webサイト・オモコロなどを運営しているバーグハンバーグバーグ社の社長である長島さんの著書です。ジャンルとしてはビジネス書なのですが、まえがきに「『うんこ』や『しっこ』」というフレーズが出てくるビジネス書は空前絶後だと思います。
なんというかこう、全体的に「ビジネス書として書くことを求められているだろうと筆者が察していること」と「ビジネス書みたいなことを書くことに対する照れ」が壮絶にせめぎ合っているのが感じられました。その一方で、いろんな企業を渡り歩いて中小企業から上場企業、めちゃくちゃガツガツしたエマージングな企業からユルユルな企業まで経験している長島さん自身の体験からくる話は普通に読んでいて説得力のあるものでした。そんなに照れなくてもいいのに!って思っちゃう。
あとたまに社員のエピソードが出てくるんですが、名前を伏せられていても誰のことなのか大体わかって面白いです。名前が伏せられていない範囲だと、オモコロのクライアントだった頃の筆者がバーグハンバーグバーグ社を訪問したときの原宿さんのエピソードが好きでした。
ところでこの本はビジネス書の棚に置かれているのですが、カフェから本屋に接続するゲートの真ん前がその棚でした。一番アクセスのいい場所がビジネス書。
でも読んでみるとなんとなく納得しました。ビジネス書って長さがカフェで読み終えるのにちょうど良いんですね。お店としても長編小説とか読み始められるよりはビジネス書を読んでほしいよな。
実は以前感想を書いた『変な家』『変な絵』もここで読んだので、なぜかオモコロ関連の書籍ばかり読んでいるブックカフェになっています。