22/08/11 【感想】神さまがまちガえる(1巻)
「やがて君になる」の仲谷鳰によるマンガ「神さまがまちガえる」1巻を読みました。
前作は百合漫画の傑作でしたが、今作は「少年とおねーさんの日常もの(作者談)」。
シェアハウスで暮らす中学生男子の主人公と大家のお姉さんを縦軸に、「バグ」と呼ばれる超常現象がたびたび起こる世界を横軸に据えたソフトSFな日常ものです。
僕の好きな言説に「SFは超技術や超自然そのものを描くのでなく、それによって変化する社会を描くもの」というのがあるのですが、本作もこの良質なSFの条件を満たしています。