UNRWAとハマスの関係
割引あり
こちらの音声記録は、2023年12月27日にIDF(イスラエル国防軍)が公開したものです。11月末、イスラエルの拉致被害者約80人の解放と引き換えに、6日間だけガザに人道援助物資が搬入され始めたころ、このガザ住民は「UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の管理は、ハマスに所属する人々によって運営されている」と発言しています。
私がハマスとUNRWAの関係について初めて知ったのは、2014年のガザ紛争(Operation Protective Edge)の時でした。2005年にイスラエルがガザから一方的に撤退して以来、初めてIDFが地上部隊を数週間投入した紛争で、その際、ガザに侵攻した兵士たちが初めてUNRWAの学校の校舎内に武器が保管されていることを発見しました。また、救急車を使ってハマス戦闘員が移動しているという噂も広まりました。
当時、UNRWAの学校施設をハマスが軍事施設として使用していた件について、イスラエルのメディアがUNRWAのガザ担当官にインタビューを行いました。ヨーロッパ出身のこの担当官は、イスラエル人記者がこの件についてUNRWAの責任を問うと、突然カメラの前で泣き崩れました。そして、彼がその事実を知っていたかどうかについては答えませんでした。私はこの状況を不思議に思い、当時UNRWAに勤めていた人に尋ねると、「相手はヤクザのような武装組織だから」と言われました。
それから約10年が経ち、ハマスはガザのUNRWA国際組織にさらに深く介入し、完全にコントロール下に置いたというのが、上記のガザ住民の証言なのでしょう。
ここから先は
4,536字
/
4画像
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
皆様のサポートは大変励みになります。一般報道ではでない、イスラエルとパレスチナの情報をお届けします