音楽の向かうところ
「…Hare rama…」と歌う音楽を聞いた。
おそらく、神を讃えるような音楽だと思う。
https://soundcloud.com/jahnavi_harrison/kripamoya-retro-part-2
この音楽の背景とか、歌っている人とか全然知らないのだけれども、
勝手に親近感を抱いた。
ひたすらに繰り返される旋律。
繰り返しながらしていくので、roopというよりspiral。
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私の音楽は、roopで旋律が聞こえてきたものを、
それを手探りで音にしていく。
そのうちに、主旋律のようなものが決まり、
その曲のテーマに自分で気づく、そんな感じ。
創っている時は、そのかすかに聞こえる音を、
聞き逃さないように、作業する。
そして、音が止まった後、整理して整えていく。
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この音楽を勝手に解釈すると、
神など崇高な存在に対して、畏れ敬う気持ちを歌う。奏でる。
歌い手は、音楽を聞かせるというより、
聴衆全員を導く係。
ひたすらに繰り返しながら、それぞれが溶け合う。
神に向かって、音楽に向かって一つになる。
その高揚感は何かとても神聖なもの。
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たぶん、私の目指すところ、
音楽が向かうところはこれだ。
私の場合、特定の神というよりは、
宇宙や自然など全ての畏れ敬う対象へ、
その響きに近づけますように、共に奏でられますように、と、
音を紡いでいる。
そして、その響きへの導き手となりたい。
ひたすらに繰り返されるroopから発展して、
spiralとなる。
一つになる。
故にいつも言葉が出てこない。
何を奏でているのか、何を歌っているのか、
言語化はとても難しい。
言葉にならない何か。
畏れ敬う何かへの音楽。
きっと、チャントやマントラの向かうところ、
神への音楽と近しいんだろう。
https://itunes.apple.com/jp/album/otodama0-single/id454416300
https://itunes.apple.com/jp/album/otodama135/id546236932
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