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Season21 準々決勝 Matteo戦
こんにちは。
メモリーアスリートのYasです。
前回の記事の最後にも書きましたが、Season21のグループリーグを3位通過したので、準々決勝に進むことになりました。
相手は世界ランク4位、Matteo。
振り返ります。
試合前の考え
お互いの過去一年のベストはこちら。
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Cards優勢、Numbersやや優勢、他劣勢。
特にNamesはパーフェクト率が鬼のように高い選手なので厳しい。
過去にも何度も当たったことがありますが、大体流れは決まっています。
・Yas:CardsとNumbersを選択、3選択目はその日の調子次第でInterかWords。
・Matteo:Names→Images→Words。
2選択目までは取り合って2-2になっても、お互いの3選択目のWordsを取らないと勝てないので、カギはWordsです。
………
…というのが今までの流れでした。
どんな計画立てたって、結局Wordsゲーになってしまう。
しかもMatteoのほうがWordsは安定してるので、勝率は激薄。
そこで、今回は秘策を用意しました。
その名も「Images気合い太郎戦法」。
Matteoは過去の対戦内で「Imagesは10秒が守り、11秒はガン守り」という名言(?)を残すほどImagesが強いですが、そのImagesを打ち破ってやろうと。
(Namesが可能性なさすぎるからImagesに賭けるしかないのは裏事情)
半月ほどかけてImagesのスピード意識を高めて練習しました。
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こちらがImagesで攻めの姿勢を見せれば、Matteoとしても守りにくくなってミスの可能性も上がるので、少なくとも最初のImagesは攻めることにしました。
これでWordsゲーから少し引き離せたらいいな…
試合(1セット目)
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1セット目、2-4。
Images気合い太郎しようとしましたが、若干精度とのバランスも意識してしまいタイムで負けてしまいました。
Words①は詰め込みの「民主主義者」に引っ張られて「共産主義」を「民主主義」にしてしまいました…惜しい。
それ以外はお互い普通のパフォーマンスで、特筆すべきことはないです。
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1セット目終わってお茶をつぎ足しながら、2セット目の3選択目はどうしようか考えていました。
Words②の43がちょっと引っかかったことと、Imagesの感覚が悪くなかったことで、3選択目をImagesにする可能性が生まれたんですね。
結局ここでは決められず、どうせ相手がImages選ぶからその時の感覚次第にしようとなりました。
試合(2セット目)
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2セット目、3-5。敗北…
まず自分が選んだNumbersを自分のミスで落としてしまったのが激痛でした。
Images①は攻めてみましたが、スワップ祭りでパーフェクト取れませんでした。気合い太郎無念。
ただここでWords、奇跡の連続パーフェクト。
どっちも会心の感覚でした。
直近の練習はそれほど感覚よくなかったですが、試合のアドレナリンが効いたようです。
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ちなみにさっき悩んでいた3選択目は、このセットのImagesの感覚が微妙だったのでWordsにしました。
ナイス選択だったな…
ただその後はImages②を取られ、Numbersでタイムスコアともに上回られ終戦。
総括
今年だけで3回目となった今回のMatteo戦ですが、直近2試合と比べてはるかに手ごたえがありました。
思ってた形とは違いましたが、Wordsゲーを阻止することができたのが個人的には大きかったです。
スコアを見ても、だんだん近づいている気がします。
Season20(5/12) 1-4 1-4
Pan American Open(5/19) 2-4 2-4
Season21(7/18) 2-4 3-5
Season準決勝、Matteoに1-4 1-4で負け
— 山口 晏平/Yas (@yasmemory) May 12, 2024
今回はかなり調整不足で突っ込んだので、自分のパフォーマンス低いのはやむなし、ただそれにしてもMatteoの安定感は素晴らしすぎるなあ
PanAmericanでもうまくいけば当たるから戦略考えるけど、WordsかInter取るしかないな#メモリースポーツ pic.twitter.com/qcZn9MMBhk
Pan American Open QF 2-4 2-4 負け
— 山口 晏平/Yas (@yasmemory) May 18, 2024
1セット目のImagesが本当にもったいなくて、試合後Matteoが「Interで自信を取り戻した」って言ってたから、やはりその前の不安定な間に取っておくべきポイントだった
あとはWordsの地力をつけないといけないな#メモリースポーツ pic.twitter.com/W5WQItplm2
そしてこれはMatteo戦に限らずですが、最近の世界トップレベルの試合はImagesとWordsがカギになることが多いです。(トップレベルでも拮抗しているのがこの2種目)
となると、やはりWordsゲー(ないしはImagesゲー)を対策することの重要性は増してきそうです。
そういう意味で、Images、Words、Namesの3種目は今回の試合で少し掴めたものがあったので、今後に期待大です。
・Images:速いタイム帯(~10秒台)で食らいつくイメージが湧いた
・Words:接戦に持ち込めた
・Names:スコアが改善されて、そろそろ相手のミスを捕まえることができそう
ただ負けは負け、満足もしていないし悔しい気持ちしかないです。
何より今までMatteo戦で武器にしていたNumbersで取れず、それが決定打になってしまったので…
Season21はこれで終わりですが、9月にはAsia-Oceanian Openが控えています。
試合感覚が1か月以上空くのは久しぶりなので、この間に今日の反省を活かしつつ練習に励もうと思います!