人には人のキャパシティ
リモートがうまく行かず出社を提案してもらい、オフィス勤務の今に至るのだが、呼吸、間、タイミング、仕事場の空気感を感じるのは結構楽しい。
ある程度の緊張感
斜め前にいる先輩がこっちに視線を送っているのか、はたまた顔だけこっちを向いているから作業しているだけなのか(9割作業してるだけ)
オフィスにいるから屁をこくこともないし、いい意味で縛りがあると捗る。形態が自由だとボクは自分を律することができないのでこっちで正解。
作業通話すればいいじゃん!と言われたが、それはそれで気を使ったし、相手も何かと気にかけてくるので集中してるかどうかはわからず、どちらにせよない方がいいと思った。
あやかる
冒頭にあったツイートは、何の気ない先輩の一言だがとてもとても心が波打った。
まずそもそもあやかるなんて言葉、辞書でしか見たことないし、漫画でもアニメでも聞いたことないし、ひたすら言葉をこねくり回してる人しか咄嗟に出てこない。しかもコンマ数秒で反射的に出てきたので、いくら意味を知ってるからと言って面食らってしまった。
なぜこの言葉に心が波打ったのか。いくつか理由がある。深読みでしかないし、ほんとに何の気ない一言だが考察してみた。
フラット
素直に目線が同じであると感じた。順調ですと答えた時、実は内心「(あ、調子乗ったかも)」と思った。心配かけてる先輩に、見栄も張りたくなるがそれを率直に答えるのはまだまだあまちゃんだと感じた。正直謙虚でいられるほど余裕はなくて、当たって砕けるつもりで作業に向かってるので全力だった心配をかけまいと出てきた言葉だ。慢心だと捉えられるかもしれないと思ったのだ。
順調か!おれもあやかりて〜!
決して上からじゃない、同じフィールドで戦ってる人からしか出ない言葉だと思う。しかも、出し惜しみなんてしてない。何もしてないからあやかりたいんじゃなくて、ひたすら悩んで苦労して搾り出した先にある、あやかりたい、だ。なおさら自分はまだまだなんだと痛感した。
オープン
調子どう?と声をかけられたあと、順調ですと答えた。気にかけてくれるのは本当に嬉しい。無我夢中で突っ走ってると自分が元気かわからなくなる時がある。
「昼ごはんは食べてね、お腹すいてないならいいんだけど。」
「焦らずゆっくり作業してね」
“気をつけていってらっしゃい”という声かけと同じニュアンスを感じた。
本気で心配してくれていても、優しい物言いで伝えるコミュニケーションが沁みる。必要最低限ではあるが、最上級の優しさがそこには詰まっていると思う。
Less is More
プロダクトデザインの考え方でこういう言葉がある。建築家の巨匠 ミース・ファン・デル・ローエだ。
短い言葉ほど考える余白が生まれる。少ないものほど空白を考える。言葉に限らず、余白があることは時には、自由なのであるという考え方だ。
過ぎたるは猶及ばざるが如し
無駄のない、縛られることのない自由な言葉を日頃から適切に見つけていきたいなと思う。
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