海沿いに住めない人が、湘南のようなライフスタイルを味わうためには。
海沿いでの生活の素晴らしさ
2017年の4月からの半年間、神奈川県大磯に住み、仕事以外の時間を使ってサーフィンする生活をしたことがあります。
それまでの僕は、サーフィンに憧れを抱く初心者だったので、まずは湘南のショップでサーフボードを買い、現地で調達した原付にボードキャリアを取り付けて、湘南ローカルのサーファーになりきってみることにしました。
半年間のサーフィン自主練の成果は、今回は置いておくとして、湘南ローカルになりきってみた感想は、『海沿いの生活って、素晴らしい』ってことでした。
それはなぜか。波のリズムと自分のリズムが合う時に、サーフィンができる。これがとにかく素晴らしい。
当然ですが、サーフィンは波があるときしかできないアウトドアスポーツであり、波があっても用事があったり都合が悪ければ海に出れない。
海に出れても、人が多すぎたら波に乗れないこともある。サーフィンをする上でこれが結構ストレスになる訳です。
これが、海まで原付で5分の所に住んでいれば、ほとんど気にならないということがわかったのです。
ローカルサーファーが味わえる特別な時間帯
なぜ、海沿いに住むことがそれほどまでに良いのか。その一つの結論として波のリズムと自分のリズムを合わせやすく、なおかつ海が人で混雑しない時間帯を選ぶことができる、ということだと思います。
遠方から日帰りで来てるビジターサーファーは、朝早くと夕方は割と少ない。そして、その時間帯は比較的波と気候も良い。
朝夕の人が少ない時間帯に入れば、気持ちいい朝焼けや夕焼けに照らされながら、海に浮かべる。この時間帯を味わえることがとても大きい。
例えば、休日に朝早起きして30分〜1時間入り、日中は本を読んだり用事済ませたりして、夕方からまたちょっとだけ入る。ってことができる。
このスタイルが、なんというか海と共に生活をしている気分になれて、ものすごい充実感がありました。
僕にとっての海沿いに住むメリットは、『朝と夕方に海に入れる』ってことだということがわかりました。
内陸に住みながら海沿い生活を味わう為には
では、九州の内陸に住む現在、どうやってそれを実現するか。海沿いに住まないと出来ないのか?
いや、週末を使い、海のそば生活ができれば「朝と夕方に海に入る」というライフスタイルはできると思う。
海のそばになんらかの形で拠点を作り、金曜日の仕事が終わり次第、拠点に移動。週末だけ海沿いで生活する。そして、朝夕以外の時間は、家族とゆっくり過ごす。
では、どうやってそんなライフスタイルを実現するか。
①サーフポイントに近い宿泊施設を利用
いきなり、拠点を持たないという選択肢(笑)。これはすぐにでもできる。これだとポイントを絞る必要はなく、各地のサーフポイントに近い宿にお気に入りを作っておいてちょっと早めに予約を入れておけばいけそう。各地にお気に入りの宿を作るって、なんかワクワクするし。
②キャンプ仕様のクルマでカーキャンプ
これも、“拠点はクルマ”という変化球な選択肢(笑)。ハイエースみたいなクルマを買ってカスタムすればできると思う。
サーフィンをしていない時間帯にどれだけ快適に過ごせるかが重要かも。本読んだり、縫い物したり、ご飯作ったりできる空間をクルマの内外で作れれば、サーフィンしない時も快適に過ごせるかも。
快適であれば、サーフィンしない妻も喜んでくれるだろうし。これも自分達に合ってそう。
ほかにも、「シェアハウスのサービスを使う」、「別荘を持つ」、「民泊を始める」とかも考えてみたけど、今すぐできないので、却下。
アウトドア的多拠点生活
考えてみた結果、朝夕の時間帯にサーフィンができて、かつ個人で達成可能で、かつワクワクすることの現時点でのまとめは、
「週末を使って、お気に入りのサーフポイント付近の宿orキャンプ場に、家族が快適に過ごせるようにカスタムしたバンで向かい、朝夕の人が少ない時間帯や波のリズム合わせてサーフィンしながら過ごす」
となった。このポイントは、所有するのはクルマのみであること。
実質拠点を持たないということなので、名前を付けるなら週末ノマド的な?クルマを拠点としてしまえば、目的地は限定されないのが良いかも。
今回は海やサーフィンで考えていたけど、これならフィールドはどこでも良い。
よく遊ぶ川の河原でも良い、近くの山の見晴らしが良いポイントでも良い。海・山・川に自分だけのホームフィールドを見つけたら、足繁くそこに通って、その土地ならではの自然や人のリズムを感じることから始めたい。
クルマを拠点としながらお気に入りのアウトドアフィールドを週末に旅する多拠点なライフスタイル。まずは荷物をたくさん載せれるバンを買って、家族だけのお気に入りポイント探しの旅をしてみようと思う。
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