眞子さま騒動とはなんだったのか
眞子様がご結婚なされた。おめでとうございます。
この結婚の本質的な問いは大まかにとしての尊重が先か公としての立場が先かの価値観の差が議論になっていたかと思う。
これまで天皇や皇族の方というのは意図的に「私」を排除した一種のフィクション、誤解を恐れずに言えば現代における神の様な存在を演じてこられたし、そう感じていた方は多いだろう。私もそうだ。
しかし、それを否定する存在が眞子さまだったと思う。
小室さんと結婚される前は、私の印象ではこれまでの皇族と同じく私を主張される様なことは無かった印象だったが、結婚だけは譲れなかったのだろう。そこにはもはやフィクションの中の皇族はいない、ただの30歳を迎える結婚を焦った女性の様に感じた。
もう「皇室」という魔法は今回の騒動で解けてしまった。所詮、皇族とて1人の人間であり国民の象徴などを演じることは限界なのだろう。それはきっと皆、本当は分かっていたこと、分かっていること。
上皇様、美智子様の掛けた魔法が巧みで解けるのに時間が掛かっているだけ。この日本に自分の様な人にも寄り添ってくれる神様がいると信じたいだけなのだ。
しかし、これからの国民は人造の神など信じず自らのみを頼る、そういう自立が必要なのだと感じた。
それと同時に本当に神様の様な方が居るんだなと当たり前に生まれた時から感じさせてくれていた天皇陛下や上皇様、雅子様、美智子様には感謝しかありません。
これまでの皇室像から脱却し新しい形を模索していく、そういったことが今後求められていくことでしょう。