「テーマに戻ってきた時に…『イェイ!』」関ジャム完全燃SHOW(下)
【#関ジャム完全燃SHOW 】
「ジャンルごとにこんなに違う!?ピアニスト特集!」より、トークの一部を文字に起こしてみました。私も「イェイ!」がしたくなり、山中千尋さんのライブに行くようになりました。でも「イェイ!」が出来るようになるためにはもっともっとたくさん山中さんの曲を聴き込まなくてはいけないと感じました。
「ジャズピアニストのスゴさとは?」
【出演者(敬称略)】 #清塚信也 #山中千尋 #紺野紗衣 #宮澤エマ #サバンナ高橋茂雄 #関ジャニ ∞ #弘中綾香 #古田新太
アドリブ編から
(続き)
ナレーター
「でも、ただ自由に弾けばアドリブなのか?といえば、当然違うらしく。」
テロップ(アドリブは自由に弾けばOK?)
山中
「実は、デタラメのようでいて、すごく色々決まってて、あのう…」
(ピアノへ移動)
「例えばアドリブをする時に、スケール、音階ですね、ジャズっぽくしたいっていう時に使うスケール、弾いてみますね。変わった不協和音を入れる…」
山中(ピアノ実演🎵)
「今、白(鍵盤)だけなんですけど」
山中(黒鍵盤も使ってピアノ実演🎵)
山中
「これを入れるだけで全然ジャズっぽくなる…」
山中(ジャズピアノ曲演奏🎵)
山中
「ま、全然…」
高橋
「白(鍵盤)の中に黒(鍵盤)を放り込んでいくっていうことですか。」
山中
「そうです、そうです。その通りです。」
高橋
「ほ~っ!」
山中
「ブルース・スケールっていうんですけども。」
大倉
「そういうスケールがあるんだ。」
山中
「はい。」
ナレーター
「ブルース・スケールとは、この6つの音がメインの音階」
テロップ(ド・ミ♭・ファ・ソ♭・ソ・シ♭。ブルース・スケールまたはブルー・ノート・スケールとは、主にジャズやブルースで使われる音階。3度音、5度音、7度音が半音下がっている。)
丸山
「難しそうやけど、でも楽しそうですね、出来たらね、これ。」
山中
「そうですね。」
清塚
「これでアレンジするじゃないですか。それで『枯葉』とかやって、最初は結構、こう、みんなお手やわらかにというか、『枯葉』がわかるくらいに出る。で、どんどん崩していって、もうめちゃめちゃ最後は肥大化して。本当にプロですら『うん?』って聴かないと原型が無くなるぐらいまで崩れて。で、そこからシュッと最初のところに戻ってくる瞬間があるんですよ、ジャズって。」
大倉
「うわぁ!」
清塚
「そのテーマに戻ってきた時に…、『イェイ!』」(笑顔で拍手)
一同
「ワーッ!」(拍手)
清塚
「知ってる人が。お客さんで知ってる人は、『俺、ジャズ知ってるよ』的なアピールもあり、(拍手)…。っていって…、(紺野に向かって)何おじさんでしたっけ?あの人?」
紺野
「イェイ」
清塚
「イェイおじさん!」
一同「イェイおじさん」(拍手)
高橋
「その『イェイ』のポイント…、『イェイ』やりたい!」
村上
「『イェイ』言いたいですよね!」
錦戸
「やりたいって思ったら言ったらいいんですよね、だから。」
山中(枯葉のアドリブ演奏開始🎵)
大倉
「もう言いたいけどな。」
大倉
「今、ソロやな。」
山中(そこからシュッとテーマに戻る)
一同
「イェ~イ!イェ~イ!」(笑顔で大拍手)
錦戸
「今のは分かった!」
村上
「今のはめっちゃわかりやすくしてくださいましたよね。」
山中
「わかりました?戻ってきました。」
清塚
「これが、これが、ためにためて、うわーっていうのをやったあとで、これにスッと返ってくると、…『うわっ格好いい!』って感じ。」
高橋
「『イェイ』って言いたくなる。」
村上
「この戻り方とか、ここで戻るんだというのがジャズの醍醐味のひとつですか。」
清塚
「そうなんです。」
錦戸
「でもみんなで、せーの!で戻んないといけないんですよね?」
清塚
「それが、言わなくても、トリオだった時でもこうやってソロで待ってて、今、やった時に『あっ、くる』っつって入るんですよ。」
一同
「へ~っ!」
大倉
「めっちゃ『イェイ!』やな、それ。」
清塚
「超格好いいんですよ。」
錦戸
「そうなんや。」
テロップ(事前の決めナシで各パートがテーマに戻る)
高橋
「でも演奏する人によっては、その『イェイ』を取りこぼす人もおるんでしょ?」
山中
「アハっ!そうです。」
高橋
「みんなで戻ってんのに『あ、俺まだいってませんでした、すみません』みたいな人もいるんでしょ?」
山中
「よくあります。」
清塚
「それはそれでね。」
山中
「はい。でも、あるんですけど、それはそれでクール、みたいな感じで。」
錦戸
「そこからいかにどう入るか…?」
村上
「『俺はあえて返らないぜ!』みたいなの?」
高橋
「ああ、なるほど。全員救済されるんですね。」
清塚
「そうなんです。なんでもありなんです、そこら辺。」
宮澤
「セッションだから。」
清塚
「セッションだから、そう。」
大倉
「いいなぁ。」
山中(笑顔)
以上。
私はこの番組を見てから山中千尋さんの曲を聴くようになりました。番組の面白さが少しでも伝わって、ジャズに興味を持って下されば嬉しいです。ありがとうございました。