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〜5歳児にEOS kissをあげたら〜暮らしの中から、いま、何を見つめるべきか。分かるのかもしれない。
僕の愛機SONYα7iiiの先代である、EOS kissX4を5歳児の長男にあげた。型は約10年前で古いし標準レンズだけど、エントリー機として優秀で、ムービーもフルサイズで撮れる。
カメラをあげるのははじめてではなく、RICOH GX100を2年前に長男にあげたのだが、そのGX100が2歳児の次男の手に渡って、気に入りすぎて、離さなくなってしまったから、ちょっと早いけど、EOS kissを長男にあげた。
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まだ、一眼レフで撮るには5歳児の手は小さい。
どうしても不格好な構えをしてたので、液晶モニターで見ないで、ファインダーを覗くようにおしえる。
顔と手で固定して撮れば、絵が安定するし、ファインダーで被写体を見る練習は、トリミングする力を育てると思う。
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翌日。
何を撮ったんだろなとカメラを見ると、壁、扉、テレビ、そして母。
それなりに、撮れている。いや、かなり撮れている。
ふと、EOS kissのキャッチコピーを思い出しました。
愛はキスで残す。
EOS kissはCANONが、完全に女性向け(主婦)にブランディングした商品だった。子供を撮るために特化し、当時、スマホもまだない、コンデジかビデオカメラしかなかったところの、一眼レフ業界の構造を大きく変える商品だったなって覚えている。
EOS kissのコピーはぜんぶ好きで、
We NEED KISS
かわいい子には、キスしよう。
コドモにキッス
ロックバンドのKISSのメイクを真似したチビッコがCMに出てたり、動物やモンスターの親子が出てきたり。
子供目線で、親をみている。『僕たちをちゃんと撮ってよね(EOS kissで)』っていうメッセージ。子供がいなかった当時の自分でもグッとくる。
一眼レフカメラ=オヤジの高い趣味
という価値構造をガラッと変えたアプローチだったなぁと思います。
そんなEOS kissを、我が子に託す。
・・・
そのファインダーから見えるものに、
残すべきものが、あるはずだ。
以上。