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o r e
2年前の秋から通っているヘアサロン「ore」。
今やわたしの生活になくてはならない場所のひとつになっている。
ヘアサロンのオーナーは"京里さん"
元々は東京の人気ヘアサロンで大活躍されていた美容師さんで、独立され地元京都にヘアサロンをOPENされた。
京里さんを知ったきっかけは、20年近く付き合いのある仲良しの友人が以前東京に住んでいて、髪の毛をいつも京里さんにとびっきり可愛くしてもらっていた。
友人の可愛い部分をさらに引き出しているのをInstagramで見ていて、
いつかわたしも京里さんに自分に似合うヘアスタイルにしてもらいたいと思っていた。。。
思うだけでは収まらないのがわたしの性分、東京に行くタイミングに合わせて京里さんをご指名予約したのが出会いだった。
高速バスで早朝新宿に着いた8月のあさ。暑さと眠気でふわふわと緊張して行ったのを今も覚えている。
京里さんの髪を切る時間がとーっても早かったのと、気さくな人柄に触れて
素敵な女性だなというのが第一印象。
その時に京都でサロンOPENする予定と聞いて、また会えるのを楽しみにしていた。
それから世界中でパンデミックがおこり、わたしも「あなたこっちじゃないですよー」と心身共に強制終了がかかり前のお仕事をやめて、これからどうしよう、、ひとまずゆっくりじっくりエネルギーを溜めようと決心した時に
「ore」が無事OPENし、シーズンごとに?事あるたびにお世話になっている。
いつも少し緊張して入るoreは、白を基調とした空間で洗練されたインテリア、生花、石、鉱石、とにかく光がとっても気持ちいい。
音楽は刺激が少なく、かといってリラクゼーションmusicでもない、oreにぴったりの選曲を京里さんがされている。
アシスタントはおらず、京里さんとわたしのみ、セッションタイムのような感じ。
シャンプー台は大きな窓の横。
シャンプーをしてもらうと頭皮が凝り固まってるのがよく分かる。
京里さんの指先で頭もこころもほぐしてもらう。
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髪型、髪の毛にはその人のアイデンティティが表れる表せる部分だと思う。
20歳前後はセルフで髪の毛を切ったりブリーチして遊び、かなり攻めたヘアスタイルだった。年齢とともに、自分の好みや感じ方も変わる。
その変遷の中で京里さんと出会えたのだと思う。
いつ行っても気の流れが良いore、どんな自分もやさしくポジティブに受け入れてくれる京里さん。
たしかな技術だけでなく、パーソナルを感じ取りながらいつもヘアスタイルがつくられていく。
わたしの夫もoreへ月に一度通っているが、品が出てきた。
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先日は偶然にもoreに行った日が新月の日。またあたらしいサイクルに入っていくのにふさわしい日、気が巡った時間だった。
京都の行きつけのお店が無いと思っていたが、oreだった。
帰ってから前述の友人が贈ってくれた、無農薬天日干しの特別な新米を土鍋で食べる。
美味しすぎて3杯たべた。
からだの中、こころの真ん中も容姿に表れるよね。
野生の女