12月8日
今日、41歳の誕生日と結婚記念日を迎えた。
今朝はベビーピンクの空を見ながら
神社へ湧水汲みとお参り。
誕生日当日より、誕生日数日前にワクワクした。
40歳さいごの日は好きなところに出かけたいと思い、好きな場所を脳内で巡らせていたところ
”河井寛次郎記念館”が候補にあがる。
桂南光さんがTVのインタビューで京都で好きな場所が
”河井寛次郎記念館”と答えていたので、そういえば
まだ行ってない気になる場所だったと思い出したところだった。
寒くなってから移動手段を電車から、自転車に変えている。
節約にもなるし、運動にもなるし、自転車を漕いでる時の思考が面白い。
この日も最寄りの駐輪場を事前に調べて行った。
河井寛次郎のことはそこまで詳しくはないが、ずっしりとしたフォルムの陶芸やインパクトある立体物、民芸というイメージだった。
木造の記念館に入ると「ニャ〜」え!!猫ちゃんがいる。
2016年から突然住み着き出したらしい。えきちゃん♀
かしこまった空間かと思って入ったが、
「ゆっくりくつろいで楽しんでいってね」寛次郎さんが言葉をかけてくれているような気がした。
ユニークなかたちをした木彫作品や陶芸作品、調度品にいちいち心を奪われる。
わたしが絵を描くときに大事にしている、知らないかたち見たことのないかたちを表現すること。
寛次郎さんもかたちに心を注いでいる人のような気がしていたから、納得の連続だった。
登り窯の壁面に少し釉薬が塗られていたり、
窯が神聖味を帯びていて自然と手を合わせていた。
底しれぬ探究心とユーモア。
これから少しずつ寛次郎さんのことを知っていきたい。
作品づくりに心を燃やし生きることに向き合い、
名声を得ることなく生涯を終える人の方が圧倒的に多い。
フィールドワークしないと出会えないような人たちも沢山いる。
41歳はどんな出会いがあるのだろう。
どんなわたしに出会えるだろうか。
今年は私なりに頑張った。世界が拡がった。
頑張れたのはみんなのおかげ、感謝だなと感情が溢れ
2日前お風呂に浸かりながら流した涙は
土からようやく出てきた新芽に注がれた。
ありがとう世界。
野生の女
12月8日は太平洋戦争の始まった日、
ジョン・レノンの命日。
河井寛次郎さんも戦争を経験している。
2022年、戦争が始まってしまった。
悲しい。
つながってきたいのち
愛と平和をつないでいく
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