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書き初め野生文字
昨夜はBrianeno展からお世話になっている、大さんが毎週日曜日にバターリングラムというスペースで開催しているイベント「THE SUN」の1周年感謝祭&新年会。
有り難いことに、書き初め野生文字をさせてもらう機会をいただく。
野生文字とは
野生の女が名前やことばをイメージで書くオリジナルの文字
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今回の出店やキャストはeno展スタッフが大半で顔なじみのメンバー、もはやファミリーみたい。
一般的な書き初めは墨汁で今年の抱負を書くのだと思うけれど、
面白みをあまり感じなかったから
いつも通りアクリル絵の具で野生文字を書くことにした。
人前で野生文字を書くのは今回が2回目。
前回はライブペインティングしながら野生文字を描くスタイルだったが、今回は野生文字のみだったから
人と会話をするのもたのしみだった。
メイン会場の上の階のスペースを借りて、小さな書き初めスペースをつくった。
バターリングラムに置いてある物は一癖あるユニークなものがその辺に置かれていて、それを借りつつ、持参したアイテムを感覚的に配置し、空間を作ってみたらめちゃくちゃ良い雰囲気になった。
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16時オープンだが、16時頃から準備が始まり
準備しながらお客さんがちらほら来るゆるい流れ。
わたしは勝手が分からず15時半過ぎに着いて鍵もかかって誰もいないしで、日にちを間違ったのかと思ってひとりヒヤヒヤしていた(生真面目)
そんなこんなでゆるーく始まったイベント、野生文字がなんなのか知らない人達には名刺代わりにもなるカレンダーで説明をして、色々な反応で面白かった。
今回は気になって声をかけてくれた人の名前やおまかせで野生文字をかいた。
メイン会場からDJたちの粋な選曲が、書き初めスペースにも音響がつながっているので音楽聴きながら、会話をしながらフォーカスする人から感じるものを野生文字にしていく。
自分でも何を書いているのかよく分からないけど、何かと繋がりながら書いている感覚で、書き終えると
わたしの中ではその人の文字として成り立っていくような気がしている。
適当にゆるく書きつつも、5人書くともうヘロヘロになっていた。
小さな紙に描く文字なのに、なんでこんなに体力を使うのかまだ掴めていない。
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昨日も野生文字は無償でやっていたのだけど、初めてチップを頂戴した。
まさかそんな展開になるとは思ってなかっただけに、とてもうれしかった。
前半はフード初挑戦のアラキくんのキーマカレーに舌鼓をうち
eno展の館長を務め、電子音楽家としても活躍中の糸魚さんのサウンドに合わせて、けいこちゃん、ゆうみちゃんの舞。
この舞が美しく清らかでカメラも動画も撮るのさえ忘れ、完全に世界に引き込まれてしまった。
こんなに美しい舞を見たのは初めてで、
今年も大丈夫だって思った。
古来の儀式ってこんな感じだったのかもしれない。
踊り終わったけいこちゃんが、なかなかこっちの世界に戻ってこれなくて大変だったと言っていたのが印象的だった。
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16時に始まったイベントも
後半にかけてどんどん場の空気がゆるんで、時間が溶け気づけばお片付けの時間だった。
この機会をくれた大さんに大感謝で、
イベントに来る人はどの人もやわらかい。
アウトサイダーだらけかというとそうでもないし、みんながそれぞれにいい時間を過ごせる日常と非日常の合間のようなイベントであり、交流の場所。
またちょこちょこ遊びに行きたい。
今回のイベントで空間づくりを少し意識したことで、4月の展示にも繋げられそうだ。
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野生の女