![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/95594639/rectangle_large_type_2_7d3c18c14d1e201b210cd9a5c2bb5668.jpeg?width=1200)
読書日記『本屋さんで待ち合わせ』(三浦しをん,2012)
作家・三浦しをんの書評集。たぶん既読なのだけれど、内容は忘れていて、再読したくなったので図書館で借りて来た。
三浦さん特有の、砕けた口調がたまらなく好きだ。中高の図書館の、カウンター前のソファーで、司書さんや先輩、友人とダベっていたときを思い出す。
書評集だし、基本的には本の話をしていくのだが、時々脱線したり、フェチズムを語りだしたり、所信表明をしたり。垣間見える「三浦しをん」が興味深くて、つい、あいづちを打ってしまう。書評集の対象に知っている作家や作品がなくとも読んでいて楽しい。
また、エッセイ『お友だちからお願いします』(三浦しをん)の表紙と、本書の表紙の絵につながりがあって、ちょっと「フフッ」となってしまう。そういう遊び心も含めて楽しい。
私も「お友達からお願いします」と言われたり、本屋さんで待ち合わせたりしたい人生であった。
読了日:2023/01/13