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読書日記『読書会の教室 ーー本がつなげる新たな出会い 参加・開催・運営の方法』(竹田信弥+田中佳祐,2021)

今年の9月から、月一で開催されている読書会に参加している。予想していた以上に楽しくて、居心地が良かった。そして、(これは予想もしてなかったけど)読書のペースも、本を買ったり借りたりするペースも早くなった。

なんでこんなに楽しいんだろう?
この「魔力」は何なのだ?
という謎に迫ってみたいな、との思いで図書館で借りてみた。

全体的には運営・開催についてのハウツー、アドバイスがまとめられている。
前述の謎については、「読書と読書会について本気出して考えてみた」という章が答えてくれた。

・一冊の本を挟んだ「趣味縁」のちょうどよさ。本という媒介項を通して徐々に関係を作れる。

・読書と生活が結びついた話を聞けると楽しい。本を介して、個人の多様な側面が出てくる。

なるほど。踏み込みつつも近すぎず、人のいろんな側面を出してくれる(そして自分の側面も出してもらえる)のが読書会という会なのか。

私は「喋る」「話す」というコミュニケーション方法が苦手だ。でも、「書く」「読む」というのは好きだ。読書会は「書く」「読む」と「喋る」「話す」の中間のコミュニケーションの場なのかもしれない。だから無理なく参加できるし、楽しく感じるんだろう。これは私が「居心地が良い」と感じる一条件になりそうだ。


私は持ち込み方式の読書会にしか参加したことがないが、課題本形式、文通形式もあるそうだ。以前、読書感想文の文通をしませんか、というnoteを見かけた。良いアイデアだな〜と思った。余力があったら真似してみたい。




読了日:2022/12/06

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