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運命の正体について
先日、「運命」というものについて話しているラジオを聴きました。
それまでの私はというと、運命というものを信じていませんでした。仕事にせよ恋愛にせよ、「運命」というとなんだかオカルトチックというか、自分に都合の良いものを求めているような、現実味がないような言葉に聞こえていたので。
そのラジオでは、「勤めている会社を退職する」という重大な決断をしたリスナーに向けて、ラジオパーソナリティの方が一言激励の言葉を贈るという場面でした。
ラジオパーソナリティの方は「自分が決断したことだから、と肩に力を入れずにね。人生は運命だから。」と。
自分で決断したことなのに「運命だ」と言われるのも違和感あるな、と思っていると、さらに話は続きます。
「毎日ちょっとずつ、人生の方向が変わっていって、ある日全然違う方向を向いているのに気付くの。これが運命なんだよ。毎日の積み重ねが運命を作るの。」
この一言が衝撃的すぎて、目からウロコどころか魚が一匹飛び出るかと思いました。
運命って、何か雷に打たれたようにいきなり自分の人生の方向性がいきなり変わるようなことだと今まで思っていたのですが、そうではなくて毎日ちょっとずつ自分自身の行動によって自分の方向性が変わっていって、ある日それに気づくことを言うらしい。
個人的にすごく腑に落ちました。
少しずつ自分で自分を変えていく、そして自分の変化に気付けた時が運命。
とすると、運命が自分を変えるのではなくて、自分が毎日ちょっとずつ自分を変えないと、いつまでたっても運命の日は来ないわけです。
確かに、今までを思い返しても、社会人になってから毎日なんだかなぁと思いつつ、とりあえずは仕事を続けていて、ある日、今の勤務先の求人情報を発見してビビっと来たんだった。
新卒の時には選ばなかった企業が魅力的に思えたり、自分のスキルを評価してもらって転職できたり。毎日変わりばえしない日々が続いていると思っていたのですが、社会人になってから5年間で着実に自分の中で何かが変わっていたんですね。
今も、なんだか悪くはないけど、良くもないという何者でもない日々を過ごしている。でも毎日コツコツ頑張っていれば、いつかまた見える景色が全然違っていることに気付ける日が来るのかもしれませんね。
そう思いながら今日も、仕事して、英会話の授業を受けて、noteを書きます。
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