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揺れるのが怖い、揺れ恐怖症の話。
私は、揺れるのが怖い「揺れ恐怖症」を持っています。
先端恐怖症や、閉所恐怖症よりはマイナーかもしれませんが、インターネットで検索する限り、同じような症状を持っている人は一定数いるようです。
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揺れ恐怖症というのは、(正式名称なのか分からないのですが)端的にいうと揺れるものが怖い症状です。
ブランコや海の水面などの揺れるものに乗るのも、見るのも、場合によっては想像するだけでも、どうしようもなく不安で落ち着かない気持ちになります。ブランコや水面以外にも、ベースや太鼓やお寺の鐘の音の大きな音を聞くのも、同じように不安な気持ちになります。
病院に行ったことが無いので、厳密な原因は分からないのですが、自分としては精神的なものと、三半規管が弱いのが相まってそういった症状が出ているのではないかと思っています。
ちなみに、地震などのガタガタする揺れは大丈夫なのと、ジェットコースターやフリーフォールなどの絶叫系は大好きなので、このあたりは我ながらよく分からないなぁと思っています。
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遊園地に行ったらブランコっぽい乗り物を見ないようにするだけではなく、スイングしている音を聞いただけで、揺れている姿を想像してしまうので、音を聞かないようにしています。
旅行では、船での移動はなるべく避ける必要があるのと、海辺にいく時には揺れる小舟は見ないように、音を聞いて想像しないように精神統一をして行動。
一時期は、あまりにも症状がひどかったのか、地球が回っている姿を想像して怖くなったり、カナル型のイヤホンで高音質な音楽を聴いただけで怖くなっていました。
日常の生活では、なるべくお風呂の水面が揺れないようにしたりすれば、あまり怖い思いをすることは無いのですが、旅行先やお祭りなど、イベントごとの時にひょっこりダメなものに出会ってしまうと、中々雰囲気を壊すのも気が引けるのでその場から離れることも難しくて結構大変な思いをします。
また、自分でも予測できないところで恐怖スイッチが入ることがあって、一度、エアリアルヨガ(ハンモックヨガ)をしているときにスイッチが入ってしまい「これもダメなんだ…」と自分でも驚きました。
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症状がひどかった時に病院に行こうか悩んだのですが、検索してもどの病院に行けば良いか分からず、結局28年間そのままにしています。
中高生のころに比べると、今はスイッチが入って「怖い!」と思ったときに、深呼吸して揺れているもののイメージを消すようにしたり、別のことを考えることができるようにもなってきたので、揺れ恐怖症を不都合に思うことは少なくなりました。
ただ、今後、仮に子供を育てることになった場合、子供はブランコや揺れるものが好きなイメージがあるので、その時に症状が重くならないか心配しています。子供を持った時にまた考えればいいやと思って先延ばしにしていますが。
大学の時に同じ症状を持っている人にあったことがあるのですが、その子は精神科に行って偽薬をもらっておいて、怖いと感じたときにはそれを飲むようにしているそうなので(偽薬を偽薬だと分かって服用することに意味があるのか?と個人的には疑問なのですが、人によっては効果があるのかもしれません。)今後、症状が重くなるようであればそういった手段を検討しても良いのかもしれません。
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特にヤマもオチもない投稿になってしまいましたが、私にとって揺れ恐怖症は身近な存在なのですが、世間ではあまり知られていないようだったので、そういう症状があることを知ってくれる人が増えれば良いなと思って投稿してみました。
かつて、私もインターネットで揺れ恐怖症の症状がある人が他にもいると知って気が楽になったので、同じような症状がある人にも届くと良いな。
揺れ恐怖症、治るといいなぁ…。
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