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英国を拠点に活動したサイケデリックロック〜ブログレッシブロックをつなぐバンドの1969年作。バンド編成に加えてホーンセクションやストリングスのアレンジが随所に差し込まれている一方でトラッドなフォークやブルースロック等、様々なタイプの音楽を取り込んでいる。

The Weaver’s Answerは、ストリングスとボーカルのサイケデリックなイントロが素晴らしい。シアトリカルなボーカルを活かしたトラッド〜フォークの流れを織り込んだパートと、サックスソロやベースのリフレイン等、随所に差し込まれた展開の組み合わせによる濃厚な楽曲展開が印象的だ。

Summer ‘67は、やはりストリングスの豊かなアレンジが素晴らしい。トライバルなリズムとサイケデリック志向の強いストリングスの組み合わせが心地よい。1967年時点でここまで充実したアレンジをインストで表現し尽くす意気込みにもとても惹き込まれる。

Dimは、ブルースロックやアメリカーナなど、ポストサイケデリックも感じる軽妙な8ビートとバンジョーの細かなパッセージが印象的だ。ノベルティ的な雰囲気もありつつ、程よく力の抜けたメロディーやブレイクなどバンドの充実したアプローチが心地よい。