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Assagai - S/T

Dudu Pukwana等南アフリカやナイジェリア、ガーナ等の多国籍ミュージシャンによるアフロファンク系サイドユニットの1stアルバム1971年作。英国でのリリースを意識したものなのかビートルズのカバー等、選曲を含めて興味深い充実のアルバム。

Telephone Girlは、冒頭のブレイクビーツが素晴らしい。続くホーンのリフや自然体のボーカル等、バンドのさまざまなグルーヴが織りなす雰囲気に惹き込まれる。非常に洗練された演奏アプローチで終始バランスのとれた演奏が繰り広げられる。

Hey Judeは、トロピカルアレンジで最初のフレーズは原曲と分からないくらいにこのアプローチに馴染んでいる。原曲のコードとフレーズを活かしつつオリジナルに取り込む力量に圧倒される。エンディングは意外にもすっきりとしていて非常にスマートであることも印象的だ。

Bekaは、ファンキーなドラムがとても心地よい。タイトなスネアのピッチが素晴らしい。ホーンはドラムとは対照的にリラックスした演奏でその組み合わせがとても面白い。サックスのパンキッシュなソロやピアノのフリーキーなオブリを含めて前のめり且つソリッドなアレンジに惹き込まれる。

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