楽しいお金の貰い方。
東のエデンというアニメーション作品がある。
その中で主人公・滝沢朗はなぜ新聞配達のアルバイトをしているのかと聞かれてこんなセリフを述べる。
「金貰う練習のため、かな。人っておもしろいもんで、金の払い方は5歳のガキでも知ってんのに、貰い方は大人でも知らなかったりするんだよね。そりゃ、金使う方が頭下げて貰うより気分いいから「お客様は神様です!」なんつって、つい消費者最強を振りかざすけど、これって本来は売る側の気持ちの話でしょ。
だけど、みんなが金を払う側になっちゃったら一体誰がサービスするんだって話だよね。
オレは金は払うより貰う方が楽しいって社会の方が健全な気がするんだけどな。」
私は数ある作品中の興味深いセリフたちの中でこのセリフが一番刺さった。
働くってなんだろう。お金を使うこと、貰うことってなんだろう。
そんなことを考えさせられるワンシーンである。
『お金の貰うほうが楽しいと思える社会』
これがなかなか難しい。
パート・アルバイトにしても、職に就くにしても、働いてお金を稼ぐということはそれ相応に頭脳的にも、肉体的にも、あるいは精神的にも負荷が伴うものだ。
では、働いていて楽しいってどんなときだろうか?
なにもジョブ系雑誌かなにかの定型文のように「ありがとう」と言われたとき。や、感謝されたとき。という事を言いたいわけではない。
お金をもらうために自分がどんな働きをするか。そしてその働きをいかに自分のやりやすいようにやるか。それが楽しくお金をもらう方法への一歩なのではないかと私は思う。
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