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50過ぎたら要注意! 帯状疱疹で顔面麻痺、難聴、失明も!!!
毎日暑いですね。疲れやだるさを覚える今日この頃。免疫低下も気になります。気を付けたいのが帯状疱疹!
我が家では去年、帯状疱疹のワクチンを打ちました。不活化ワクチンというもので、行政が勧める弱毒性水痘ワクチン、いわゆる生ワクチンよりも費用がかかりました。しかも2回打たなければなりません。2回分で40000円オーバー! 2人分で10万円~! 懐が厳しい~!
でも、帯状疱疹になった何人もの人たちを目のあたりにすれば、お金には代えられません!!!
60代のA子さん、四谷怪談のお岩さんのような顔で現れました。とっても痛いそうです。帯状疱疹の発見が遅れて、誰かに顔をさんざん殴られたように変形していました。
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1か月ほどで顔面変形は収まりましたが、その後1年経ったのに痛みがずーっと続いているとか。
同じく60代のB夫さん。めまいや耳鳴りが酷いため耳鼻科や内科、脳神経科などを受診するも原因不明。そうこしているうちに顔面麻痺。
耳鼻咽喉科でラムゼイ・ハント症候群と診断されました。耳の中に帯状疱疹が出来ていたのです。ラムゼイ・ハント症候群とは、帯状疱疹ウイルスにより顔面神経が麻痺して表情筋が動かなくなり、難聴なども引き起こします。抗ウイルス薬とステロイドで治療できたものの、顔面神経痛は残ってしまいました。顔も半分変形したままです。ちなみに帯状疱疹による顔面麻痺は適切に治療しても約3割に後遺症が残るそうです。まれに失明につながるケースもあるとか。
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そしてC男さんの場合なんですが、眼に発症してしまいました。幸い発見が早く大事には至りませんでした。眼球に角膜炎・強膜炎・虹彩炎などの炎症が出たり、重症化すると顔面神経痛などの合併症が出る場合もありますから、早期発見がとっても大事になります。
ただ、何年も経ってから角膜が腫れて瘢痕(はんこん)になったり、角膜の後ろ(ぶどう膜)が炎症になったり、眼の内圧上昇で緑内障になったりすることもあるので要注意です。
一般的な帯状疱疹の知識は「お腹とか背中にできるヤツ?」と思っている方が多くないですか? 実際は体のどこでも、頭のてっぺんから顔のなかにも発症する可能性があります。特に顔は怖いですよね。頭や顔に出た人たちのお顔を実際に見れば、私たちのように今すぐワクチンを打ちたくなりますよ。
「あれ、なんだかチクチクする? 痛痒い???」 それ、帯状疱疹かもしれませんね。内科または皮膚科で診察してもらいましょう(^^)v