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サンドウィッチとオニギリ
ありあわせのサンドウィッチだったり、一見豪華に見えるけど残り物活用だったりの我が家の朝ごはん。
お昼用には手塩を使わないオニギリを用意します。塩がないとマヌケな味になるけど、自家製薄味昆布の佃煮や鰹節などの具でアレンジ。
閑話休題
オニギリ話のついでに、沖縄のプロ野球キャンプで、某球団の選手たちが練習場で食べる昼食のおにぎりを一手に作った時の話をご紹介します。
これ、懇意にしていたホテルに依頼されてのことなんです。実はこのホテル、日本式のおにぎりが苦手。シェフもスタッフもウチナーンチュで、どうしても、ずっしりどっしり沖縄スタイルになるらしく、私に話が回ってきたのでした。
はい! 朝も早よから握りましたとも(-_-;) 期間中、毎朝200個を!
キャンプ中は完全寝不足でした。深夜から仕掛けて早朝に起きて、毎日3種類のおにぎり。重さはジャスト50グラム。練習場には9時に届けます。
練習中の食事は、ドカ食いではなく、軽いのを再々摂る感じです。ポーク卵、お稲荷さん、おかか、梅、ゆかり、シャケ、昆布、明太子、ありとあらゆる具材を使いました。もちろん米も最高級品。
ポーク卵50グラム握りは、ちょいと苦労したけど知恵を絞ってオリジナル開発♪ オニギリの大事な点は、外側しっかり、中ふんわり。
練習場には、あらゆる料理、あらゆるドリンクが並べられています。選手たちは各自好きな時間に、好きなようにつまんでいきます。
期間中2,3回。練習試合を見に行きました。すると、いつも私の作ったオニギリが無い。他の、サンドウィッチ、おかず、麺類はちゃんとあります。
「なんで?」
犯人は選手たち。私のおにぎりを、食べるだけでなく、練習を終えてからの夜食にするため、こそっとテイクアウトしているとのこと。
選手の皆さんに喜んでもらえるならとボランティアで受けた、全くペイしない仕事でしたが、とっても嬉しいエピソードです。しかし翌年は、申し訳ないけど断りました。体力的に、きつかったのです(T_T)
ちなみに翌年のキャンプ。見に行ったら、ホテル製のおにぎり、がっつり残ってました(-_-;)
おかげさまで私、オニギリづくりだけは自慢できます。