私が担う業務のボトルネックは、だいたい私です。
私が好きなフレーズをもじってタイトルをつけさせていただきました。
タイトルに書いてることは、宇宙兄弟の名フレーズと同じなんですが、
このフレーズを「その通り!」と受け止めることができる人はすごく少ないです。
多いのかもしれないですけど、受け入れるとダメージが大きいからか、
「受けとめたくても受けとめない」と
スルーしてる人が多いのかもしれません。
また、自己肯定感が少し弱い人は、冒頭のように思った後にすごく落ち込むかもしれないですね。
でも、それもちょっと違います。
ボトルネックかどうか、の事実認定だけが
大事であり、そこに肯定や否定の感情を
加える必要は全くありません。
感情を持ち込む前に「ボトルネックが私」の本当の意味を理解いただけたなら、
自分で自分を苦しめる機会は減ります。
以降で解説していきます
『ボトルネック』は自分以外のせいにしがち
日々の業務の中で、
「なぜこの仕事が進まないのか」
「どうしてこんなに時間がかかるのか」
と、悩んだりしませんか。
つい周りの環境や他人のせいにしがちです。
「上司の指示が曖昧だから」
「同僚の協力が得られないから」
「システムが古いから」
など、その理由はいくらでも見つかります。
しかし、
立ち止まって冷静に考えてみると、多くの場合、
問題の根源は自分自身にあるかも。
と少なからず疑問を抱きます。
効率的な時間管理ができていない
必要なスキルが不足している
コミュニケーションが不十分である などなど。
これらの業務のボトルネックの要因は、
私自身の中にも多分に思い当たるフシが
あります。
この解釈は、一見すると
自己否定と聞こえるかもしれません。
しかし、実はこれは極めて前向きな考え方です。
なぜなら、
自分自身が問題の原因であるならば、
自分自身で解決できる可能性が高い。
ということを示唆しています。
例えば、
時間管理の問題で悩んでいるなら、
タイムマネジメントのテクニックを学び、
実践すると改善できるケースがあります。
具体的には、
優先順位をつけたりタスクを細分化する。
一定時間で区切り、その間はタスクに集中する
など、様々な方法があります。
スキル不足が原因なら、
学習や研修に時間とお金を投資すること
で改善できます。
具体的には、
オンライン講座や書籍
先輩社員からのアドバイスなど
学びの機会は至る所にあります。
コミュニケーションの問題なら、
積極的に対話の機会を設けたり
自分の意思表示を明確にしたりすることで
改善できます。
相手の立場で考える習慣づけも大切です。
重要なのは、
問題を認識したらすぐに行動することです。
「明日から頑張ろう」と思っても、
その「明日」が永遠に来ないことがあります。
一方、小さな改善は今すぐにでも始めることが
大切です。
例えば、
・毎日5分早く出勤し一日の計画を立てる
・週に1冊、業務に関する本を読む習慣をつける
・毎日一人以上に感謝を伝えたり、
同僚と直接話す機会を作る
このような小さな行動の積み重ねが、大きな変化につながっていきます。
自分自身を客観的に見てみると…
自分自身を客観的に見つめるには、
自己分析や自己観察の習慣をつけることで、
自分の強みと弱みを推測できます。
弱みを把握できれば改善点を明確にできます。
例えば、
毎日仕事の終わりに5分間、
その日の行動を振り返るノートをつけると、
記入後や数日後に見返すことができます。
また、
上司や同僚に定期的に自分の仕事ぶりについて
意見を求めてみると、
自分では気づかなかった改善点を発見できるケースが少なからずあります。
ここで避けてほしいのが、
自分を責めすぎないことです。
"自分が問題の原因だ"な認識は問題ないですが、
自分を否定することは別物です。
なぜ否定の感情を感じるのでしょうか。
それは「自分はできて当然」と完璧である人を
基準にしてることが多いです。
完璧を基準にすると、
できない=マイナス
と解釈してしまい、完璧を維持できないから
落ち込みます。
ぜひ上記のように落ち込みがちな人は、
次の2つを自分に尋ねてみてほしいです。
1)できて当然なまでに実力が備わってたのでしょうか。
自転車に初めて乗る人がうまく乗れないのは、
当然。
なので
「乗れるはずなのに」と落ち込む必要は
ありません。
いきなり乗れることをだれも期待してないです。
初めてなんですから。練習すればいいんです。
2)すべての問題を自分がコントロールできましたか。
環境や他者に起因する問題も、当然あります。
上記はコントロールできません。
ボトルネックが事実だとしても、
あなたが原因なのか、環境や他者なのか。
環境や他者なら、あなた一人では
解決できません。
助けてもらう必要があります。
変えてもらう必要があります。
ボトルネックの解消に関係する人の把握は
成果のためにはとても大事な調査となります。
まとめ
ボトルネック、ってのは聞こえが悪いんですが、
ビジネス上ではボトルネックが見つかるのは
すごく大事です。大発見です。
ボトルネックを解決すれば、一気にプロセスが合理化・効率化できるからです。
ボトルネックが見つかった時にやること
それは、
ボトルネックを通過する量を減らすこと。
つまり、他の人に任せること。委譲すること。
もし「私がボトルネックだ」と
少しでも感じてるなら、
他の人が効率よく動けるために、
任せることができることは任せましょう。
ただし、あなたがラクになるために、が
最優先でははないです。
あなただけがラクになって
全体のプロセスがラクにならないなら
あなたはボトルネックではなかったということ。
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最後に書きますが、
他にボトルネックがある、
とわかったなら、元に戻して、
他のボトルネックを減らしましょうね。
あなたがラクになった"しわ寄せ"が
本来のボトルネックがある人のところに集まり、
更にボトルネックの程度がひどくなる、って
事例は飽きるほど
たくさんみてきました。
これを放置するのであれば、
あなたの存在そのものが
ボトルネックに認定されかねないですよ。
それは悲しいので避けたいですね。