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新たな道具で小さな旅へ

子供が産まれてから物がどんどん増えている。抱っこ紐や哺乳瓶、ベビーベッドなど今までの人生で買った事がない物が増えている。
先日待望のベビーカーが届いたので練習を兼ねて葛西臨海公園へ行ってきた。これは東京都の子育て応援事業、赤ちゃんファーストの制度を利用して購入した。納税者の皆さんありがとうございます。

そういえば子供と一緒にバスに乗るのも初めてだ。特に泣いたりもせず大人しく乗ってくれていた。バスの通路は先着のベビーカー2台ですでにいっぱいだったので畳んで乗る事にした。ベビーカーは荷物が積めるから便利だと思っていたが、荷物を出して畳むときが大変だった。やってみないと分からないことがたくさんある。

葛西臨海公園に来るのは今年の春に結婚記念日の記念写真を撮ったとき以来だった。まだ今年の話だけどあの時はまだ子供が産まれておらず、たった半年で随分生活が変わったなと実感した。

小雨がぱらつく中公園内を散歩して芝生広場で弁当を食べた。ボールやおもちゃで遊ぶ子供がたくさんいた。最近の子供はスマホとゲームばかりで全然外で遊ばないと言われるけど、それは大人たちが遊ぶ場所を奪っているだけだろう。はつらつと遊ぶ子供たちを見て、自分たちの子供も近いうちにあんなふうに走り回ることになるんだよと妻に言うと、妻はそれに付き合うことになるであろう自分の運動不足を本気で心配していた。そんな妻は最近ヨガを頑張っている。

雨が本降りになる前に帰ることにする。娘はまだ外界に対して興味を示すことはなく、なぜ自分はこんなに連れ回されているのだろうと終始怪訝な表情だった。親たちの練習と思い出作りのためなんだ、申し訳ない。

この表情になると夫婦で「おでんくんになった」と呼んでいる

帰りのバスに乗るためにベビーカーから下ろして、妻が抱っこ紐で抱っこするとホッとしたような顔で眠り始めた。春になったらまた来よう。

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