日プ完走記録 その2(第2回順位発表式〜コンセプトバトル)

(前回からの続きです)

第2回順位発表式(第8回)

第2回順位発表式の時はヨーロッパ旅行の最中だった。リアタイのタイミングはまさにローマからパリへの空路の中で流石に諦めたが、オルリー空港からパリ中心地へ向かうトラムに乗った瞬間にLeminoアプリを起ち上げ、「日本の感覚でスマホを見てるとスリの格好の餌食になる」という教えを守りながら、死角となるポジションをとりながら順位発表を見守った。

この時どんな感情で見守ったかは記憶が曖昧で、前述の通り少し熱量が下がってた時期だったと思うし、栞月ちゃんの順位はかなり危うい立ち位置だったと思うが、不思議と落ちる気はしなかった。
脱クラシックのストーリーが支持を集めたという受け止められ方は正直あまり納得していなかったが、結果として20位の大躍進を果たしたのは素直に嬉しかった。

11pickの中にずっといれてきた須藤ちゃんや藤本彩花ちゃんが脱落したり、過ごしてきた時間の長さから脱落という事実に対して感情移入するようになってきたのが第一回の頃との大きな違いだった。もちろん「辛い」という感情が強いものの、最後の別れのシーンは練習生たちの人間関係が垣間見えるのが好きでお気に入りの場面でもあった。
ダンスやボーカルの実力や人間性はアイドルとしての人気とは必ずしも一致しない。なんなら自分を導いてくれたメンバーが脱落し、逆に通過したメンバーが号泣して励されているシーンはとても印象的だった。

ドハマリしたコンセプトバトル(第9回)


この頃には残った35人はさすがに全員顔と名前が一致するようになった。k-popっぽい楽曲は正直ほとんど同じに聞こえて違いが良く分からないのでマッチング投票はしなかったが、実際聞くと全部良い曲でメジャーって凄いなと思った。そしてまた概ねコンセプトに合致したメンバーが選ばれており、国プやるやん、となった。

2pickになってからはずっと飯田会田で固定しており、「ここに至っては大体皆推しは固まっているだろうし今更放送の『分量』で投票内容に影響なんてしないだろ笑」と思っていたが、Popcornセンターのあまりのアイドルっぷりに心奪われて放送後には「斉藤芹奈ちゃんってなんでこれまで全然分量なかったんですか!?!?」と怒っている自分のチョロさが好きになった。
他にもネタ枠としか見てなかった清水恵子ちゃんの小悪魔(baddie)も良かったし、リーダーなのに放出されるという死ぬほどしんどい思いをしながらも周りの子を気遣って移籍先でもサブリーダー的立ち位置についてた松下実夢ちゃんの姿にもグッときた。pick数が減っているのに応援したい子は増える一方で、なんとなく「そこまではしなくていいかな」と思って使っていなかったLemino枠も使うようになったのがこの頃だったかと思う。

そしてまた栞月ちゃんのAtoZ、少しファンタジックなセットに「金髪だけど派手じゃない」雰囲気が死ぬほどマッチしており、ここにきてようやく自分の中でついに金髪を肯定することができた(むしろ大好き!)。考えてみればK-popにも大体金髪のメンバーっている(ような気がする)し、自分の中で重要だった「朝ドラヒロイン感」も、劇中の「やさぐれ」を表現するために髪型を変える展開もこれまた定番といえば定番であり自分の中での昇華に成功した。

ステージをみた率直な感想でいえばTOXICが一番良かったし、&MEは相対的に一番響かなかったのではあるが人気メンが揃った華やかさは流石だなと思った。本当にこのコンセプトバトルは5組全てに見所があり、YouTubeでも毎日のようにリレーダンスだの推しカメラだのがアップされるのも楽しみで仕方なく、完全に日プにドハマりしたと言って過言ではない状態となった。

そしてこの頃の自分のXやYoutubeでは(一旦何かについて調べるとそれに関連した情報ばかりが表示される仕様により)日プ関連の情報ばかりが表示されるようになった。となると必ずしも自分が見たい/知りたい情報ばかりではなく、ネガティブな情報や真偽不明な噂話、ヲタク同時のマウントの取り合い等、見たくない/知りたくないような情報にも不本意ながらアクセスしてしまうようになった。
SNSにそういった意見があふれているのは分かっていたし、あくまで仲間内で楽しむにとどめておくのが精神安寧上良いのは分かっていたため意識的にSNSには必要最低限以上には触れないようにしていたのだが、仲間内の盛り上がりだけでは満足できないほど好きになってしまったことで色々と調べないではいられなくなってしまった。その副作用として嫌な面も見えてしまうようになってきた時期であったともいえる。

また、コンセプトバトルの現場投票のルールが「全体から一人」だったため、「人気メンを抱えているグループ(=&ME)が強いだろうなあ」と思ったら予想通り&MEが勝ったのは少し白けた気持ちになってしまったのも本音であった。サバイバル番組についても解像度があがったことで、同様に嫌な面や不満な点についても少し目につくようになってきた気もする。


(続きます)

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