5月26日:株価爆上げの理由とは?
こんにちはやす( @YasLovesTech ) です。
今日は政府債務上限に再び進展が見られたことに加え、AIブームが火付け役となり3指数大きく上昇しました💹
しかし、PCEインフレは予想より高く、次のFOMCでの利上げ確率も上がってきました
来週から6月です(もう!?)。再び雇用統計などの時期がやってきます
【5月26日マーケット状況】
✅ ダウ平均:33,093.34 (+328.69, +1.00%)
✅ S&P500:4,205.45 (+54.17, +1.30%)
✅ ナスダック:12,975.69 (+277.59, +2.19%)
✅ 10年金利:3.81% (- 0.01% )
金曜日、米国の債務上限引き上げに関する合意の見込みにより株式市場が急騰しました。市場では深刻なデフォルトリスクの回避が期待され、S&P 500とNasdaqはそれぞれ上昇しました。また、AIへの注目が高まり、特にMarvell Technologyの株価が32%急騰しました。米国の交渉団は債務上限引き上げと連邦支出上限についての合意に近づいていますが、市場は米国のデフォルトリスクに緊張しています。その他の企業では、GapとWorkdayの株価が業績を上回ったことで、FordもTeslaのネットワーク提供取引で上昇しました。
【主なマーケット指標】
▶️ コアPCE物価指数 (年率) (4月) :
結果:4.7%
予想:4.6%
前回:4.6%
▶️ コアPCE物価指数 (月率) (4月) :
結果:0.4%
予想:0.3%
前回:0.3%
▶️ 耐久財受注 (月率) (4月) :
結果:1.1%
予想:-1.0%
前回:3.3%
▶️ PCE物価指数 (年率) (4月) :
結果:4.4%
予想:3.9%
前回:4.2%
▶️ PCE物価指数 (月率) (4月) :
結果:0.4%
予想:0.4%
前回:0.1%
▶️ 個人消費支出 (月率) (4月) :
結果:0.8%
予想:0.4%
前回:0.1%
【本日のニュース】
▶️ 米国の債務上限引き上げ交渉進展
米国の債務上限引き上げに関する交渉が進展している。期限を迎える前の合意が市場の緊張を和らげる一方で、その取引がまとまると、市場は連邦準備制度が経済を抑制する厳しい現実に直面する可能性がある。一方、財務省は少なくとも6月5日まで資金が尽きないと発表、債務上限引き上げ交渉に時間を稼いでいる。
▶️ 4月のインフレーション上昇と個人消費
新たなデータによれば、4月のインフレーションは予想以上に上昇し、連邦準備制度の好むインフレ指標の一つである個人消費支出価格指数も4月に予想以上の0.4%上昇した。これは、インフレが予想以上に高まっていることを示しており、金利の動向に影響を与える可能性がある。個人の支出も増加し、経済活動の活発化を示している。
▶️ Cathie WoodのARKK、Nvidia株を売却
Cathie Wood率いるARKKは、Nvidiaの株式を大量売却しました。売却後、Nvidiaの株価は大幅に上昇しました。
▶️ フォードとテスラの電気自動車充電の取引、GMに圧力
フォードとテスラが電気自動車の充電について取引を結びました。この取引により、フォードの電気自動車の顧客はテスラのSuperchargerネットワークを利用できるようになります。この一方的な動きは、他の自動車メーカー、特にGMに圧力をかけるものとなりました。これにより、各自動車メーカーが独自の充電ネットワークを展開するのではなく、共有のネットワークを利用するという新たな動きが見られるかもしれません。
▶️ Marvell Technology、四半期の売上見通しを上回る
半導体企業のMarvell Technologyが四半期の売上見通しを上回りました。同社はAIからの需要増加を受けて2024年の収益が前年比で少なくとも倍増すると発表し、その結果、株価が大幅に上昇しました。この成功は、半導体産業全体にとって大きなプラスであり、投資家からの信頼をさらに深める可能性があります。
【所感】
政府債務上限が合意に達していないとはいえ、合意に達した場合の上昇分はほぼ今日でとってしまったのではないかと思います。週末に進展があれば、まだ少し伸びるかもしれませんが、政府債務上限上昇相場は終わった気がします。逆に破談した場合の下落圧力は凄まじいものでしょう
先日の $NVDA につづき半導体関連の $MRVL もAIの特需を発表したことによりAI関連テック銘柄は活況です。AI関連というと範囲がかなり広く、データセンターやデータセンターに納品する $AVGO 。半導体設計するための $SNPS など上がりに上がりまくってます。それを全体的に大きくカバーするのが $QQQ であり本日は +2.5%と大きく上昇
ただ、足元インフレも少し強くなってますし、FOMCに向けて少し調整に入る気もします。この高騰の前に入れなかった場合は、次はFOMC前後まで待ったほうが良い気がします ( 僕は $NVDA 決算後に買増しました😄)
政府債務上限の進捗はこちらをご覧ください。
最後に民主党が主導する低所得者向けの医療保険のメディケイトに関して揉めてるみたいです。共和党は、低所得者でも健常者は加入に就労を条件にしろと迫ってるみたいです(ごもっともだと思うが) 民主党は支持層的にはこれに反対です