妻がアメリカで出産した話④
背景
前回は超音波検査に妻が独りで行った話でした。今回は出産の1ヶ月前に、出産する病因の内覧をするツアーについてです。
内覧ツアー
本当はもっと早い時期に来られるはずなのだが、私達は渡航の日程、生活の立ち上げなどをしていたためツアー参加が出産1ヶ月前になってしまった。なので、他の参加者のお腹はあまり大きくない。
そもそもこのツアーについてだが、病院の説明員一人に対して5組くらいの夫婦が着いて周り、実際に妊婦が待機する部屋や、出産する部屋を見て廻るというものだ。
「Baby Factory」というあだ名(いい意味)が着くくらい、全米でトップクラスの出産数を誇るNORTHSIDE HOSPITAL。人気なのもうなづける。まず院内がとても綺麗だ。
説明員の説明も丁寧で、なかなかウィットに富む内容。
「付き添いの旦那さんが絶対に聴くこと知ってる?『マクドナルドはどこ?』よ(笑)大丈夫。4階に上がって西側に行けばあるわ。」なんて言いながら、院内を説明してくれる。
実際に出産まで待機する部屋、分娩室を見て廻る。アメリカの場合、無痛分娩ということもあって、産後はすぐに退院する。母体保護のため、エントランスまで車椅子で降りてくる、と説明があり、さらに車にちゃんとチャイルドシートが着いていることを確認された。
様々なところで感じるが、アメリカは日本より格段に子供思いの社会だ。病院で配られた冊子も、親になるということについてメンタル的な事からお風呂の入れ方などのオペレーションのことまで様々なことが書いてあり、勉強になる。(この辺もいつか書きたい)
さて、ツアーが終わり、家に帰る。
この間、長男はどうしていたかというと、なんと日本から妻のお母さんと妻の弟が来てくれていて、アパートで留守番してくれていたのだ。弟は流石に仕事があるので数日しか居られなかったのだが、お母さんは2019年の11月から年明けまで居てくれて、本当に助かった。感謝しか無い。
残り1ヶ月。経過は順調。後は予定日(12月2?日)まで待つのみだ。。。
と思いきや、12月初旬の診察で、何故か早めに生むことになり、出産日は12月16日に決まった。
妻が言うには、「クリスマス休暇の週だから人手が少ないので早められたのかも」とのこと。
何にせよ、私のMBAの初めのクォーターのテストウィークが丁度終わった週だったので、タイミングとしては申し分ない。
前日の入院の段取りや、通訳サービスの依頼などを確認し、帰る。
いよいよだ。アメリカでの出産。無事に、何事もなく、元気で生まれてきて欲しい。
そう願いながら、鬼のような課題と授業に取り組む毎日だった。
まとめ
今回は、日本には無い、病院ツアーについて紹介しました。1度下見をしておくことで、いくらか不安は和らいだ気がします。
次回はいよいよ入院です。乞うご期待。
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