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【5】聴く人の心をとらえるメロディーの歌い方とは?
自分らしく歌えるための、楽しい楽譜の読み方
今日は、メロディーです。
楽器をやっている方は、先生から
「もっとメロディーを歌って!」
と言われたことがあるのではないでしょうか?
メロディーが歌えてない、
歌心がたりないって良く言われますが、
実際、具体的にどうしたら、
聴く人の心をとらえる、メロディーの歌い方が
できるのでしょうか?
そこのところは、必ずしも、
先生は教えてくださらないんですよね。
私自身、学生の頃、先生からそう言われて、
「で、どうやったら『歌う』ことになるのかな?」
と悩みました。
で、わからないので(笑)
誰かの演奏を聴いて、まねる、
という事をしていました。
すると表面上は、良さそうな演奏になります。
でも、自分の中から出てきた表現ではないので、
人から、それは変じゃない?と言われたら、
迷う😞自信がないんです。
そして、他の演奏を聴くたびに、
影響を受けて変わってしまってました。
なにより、なぜ、そう演奏するの?と言われても、
根拠が言えない。。。これでは、困りますね。
自分が納得し、
人の心にとどくメロディーの歌い方について、
私がこれまで、
ピアノ、フルート、チェンバロという3つの楽器を
演奏しつつ、40年近く教えてきた
経験からわかったポイントがあります。
最終的には演奏者のセンスとか、
良い演奏の要素はいろいろですが、
ここはまず、押さえておかないと、
というポイントを3回にわたってお伝えしようと思います。
まず1つめは。
メロディーの節目を見つけ、句読点をつける。
いわゆる、フレーズの分析(というほど大袈裟なものでもないですが)です。
メロディーを、文章と捉えてみると、
どんな読み方をしたら、人に伝わるか。
感銘を与えることができるかが、想像しやすくなると思います。
以前、秋吉台音楽ゼミナールで、
モスクワ音楽院のナザイキンスキー先生の講義を受けた時、
びっくりしたのは、
メロディーを、句読点で見ていく時、
カンマ、ピリオドだけでなく、
コロン、セミコロン、間の取り方をどうするか?
などまでちゃんと考えてから演奏することを
教えていただいたことです。
, (カンマ)
! (エクスクラメイション マーク)
; (セミコロン)
: (コロン)
.(ピリオド)
こんな感じですね。
例えば、こんな文章があります。
セミコロンは具体的にはピリオドより完全に
文章を終わらせたくはないけどカンマよりは
文章の流れを強くくぎりたいときに使われます。
これを一気に聞かされても、
おそらく誰も「今、何言った?」☹️
という感じになるのではないでしょうか。
なので、読む方としては、
「区切る」
ことをするわけです。
セミコロンは/具体的には/
ピリオドより/完全に文章を終わらせたくはない/
けど/カンマよりは文章の流れを強くくぎりたい/
ときに使われます。
どうですか?
スラッシュを入れると、
理解度が増したのではないでしょうか?
良い演奏と、悪い演奏。二つの違いは、
句読点に気づいて文章を読む人と、
気づかないで読む人の違いのようなものだ
というわけで、
まずは、メロディーを区切りましょう!
実践編資料と解説動画は以下です!
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