やりたいこと迷子から抜け出す、『脱・自己啓発本』のすゝめ
以前の記事にて、僕が起業支援を行う企業で行った調査で分かったことの一つとして、
やりたいことを見つけ次々に実現する人は「他人の人生に関する本」を読み、やりたいことをいつまでも探している人や、直ぐに挫折してしまう人は『自己啓発本』を読む傾向が強いことをお伝えしました。
それらを踏まえ今回は『本当にやりたいことを発見・実現したいなら、目指せ!脱自己啓発本』をテーマにお伝えしようと思います。
敢えて言い切ると「自己啓発本は読まない方が良い」
あまり声高らかに言うと、方々から怒られそうですが、「自己啓発本は読まない方がいい」というのが、講座でもお伝えしている僕のスタンスです。
勿論、一口に自己啓発本と言っても、該当する範囲が広いので、「私が今からお伝えするポイントに合致しているものは、むしろ皆さんの将来に悪影響を及ぼす可能性が高い」という見方で読み進めて貰えればと思います。
知り合いに、自己啓発本を数多く出版している会社の編集者をしている方がいるのですが、その方曰く、“売れる自己啓発本を作る”ために共通して必ず行うことがあるといいます。それは、
『”今の皆さんが”かけて欲しいであろう言葉を多く盛り込む』
そして実は、売れる自己啓発本の内容は数パターンしかなく、社会状況に合わせて表現方法を変えて使いまわしているだけなんだそうです。
ほどんどの売れる自己啓発本は、「皆さんを現状から変えてくれる」から売れるのでなく、「今の皆さんにとって都合がいい内容」だから売れるのです。
「感情のコントロール能力」を最初に高める理由
でも、ここで難しいのは、僕たち人間は「感情と反応」に大いに振り回されて生きているということ。
仮に“正しい”アドバイスを貰ったとしても、大抵僕たちは、そのアドバイスを受け入れられません。
だって、大抵の人は「今がしんどい」から未来を変えたいと自己啓発を行うから。もっとしんどい思いをしなければならない!と言われてしまったら、他の可能性を探し求めてしまうものです。
「楽して・簡単に・自分を変えずに現状を変える方法」に“探し続けて”いれば出会えるかもしれないと。
僕自身、そんな想いから(実際には無意識的ではあったんですが)、あるときまで『やりたいこと迷子』として彷徨い続けていましたw
だからこそ、僕は「感情の処理やコントロール方法」を一番最初に教えています。
それは、皆さんが『やりたいことの種』に出会ったときに、しんどさを想像して無意識的に避けてしまうことを防ぐため。
そして最終的には『しんどくても、やりたい!実現したい!と思えること』に出会える皆さんへ変わるお手伝いをしているのです。
まとめ
自分が変わりたいと思うのは、今の現状に満足していないから。だからこそ、自己啓発本に書かれている都合のいい言葉で、現状に縛り付けられては勿体ないと思います。
自分の感情や反応をコントロールする力を身につけることで、しんどさや大変さに寄らず、本当にやりたいことに皆さんが出会えたら、とても嬉しく思います!
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