ITパスポート試験③
試験は,京都市内の人材能力開発会社のビルで開催されました。
地下鉄の駅を降りてすぐ,かつ偶然会社のサテライトオフィスの数軒隣のビルだったので定期券が使用できてラッキー。
9時30分からの試験開始に先立ち,早めに会場入り。
試験日は日曜日なので,ビルの出入り口が人の気配が無く「本当にあっているのだろうか?」と不安になりながら出入口の扉を開けてエレベータで指定の階へ。
エレベータを降りたらITパスポート試験の会場たる貼り紙があってようやく安心。
ゲームに例えたら,この時点でライフが既にいくつか削られている状況かと。
受付のお姉さん(僕より若い女性は全てお姉さん)に必要な書類を呈示して,試験に必要な荷物以外は指定のロッカーに入れて施錠します。
そう,このITパスポート試験は,ペーパー(筆記試験)ではなく会場に設置されたパソコンでもって受験する試験なのです。
よって,会場に入室する際に必要なもの,要は持ち込めるものは当たり前の受験票以外は,ハンカチや目薬等といったものだけ。
計算問題で使うであろう筆記用具とメモ用紙は各席に用意されています。
さて,試験会場は設置されたパソコンごとに簡単な仕切りがあるので周りの状況が分かりにくくしてある(会場によって違うと思いますが,今回の京都会場はラーメン屋の一蘭さんを想像してください)のですが,受付前の待合所での他の受験生を見渡した印象は,全体的に低年齢層でした。大学生が多かったかと。後は就職してまだ数年内のOLさん等。受験時点で43歳の僕は
突出しておっさんでした。
ITパスポート試験は,持っているだけで特別に就職や給与面で優遇されるほどのものではないのですが,持っているだけでITに関する基礎的な知識があると認識されますから,やはり採用でも異動でも土壇場の決め手として有利に働くはずです。そういう点でも若い層を中心に受験生が多かったのかと思われます。
これを読んでいる皆さんもぜひ受験なさってください。
試験開始が宣告されると,パソコンとにらめっこになります。
画面上に問題と解答の選択肢が表示され,答えを選ぶ作業の繰り返し。
確かに目薬が欲しくなります。
試験終了時刻になるか,若しくは自身で(時間内に終えて)終了を選択すると,自動的に採点が始まり試験結果が表示されます。
表示された試験結果は印刷して持ち帰ることはできませんが,帰宅後に試験のホームページから試験結果レポートを印刷することができます。
正式な合格発表は後日となりますが,ほぼ間違いない試験(合否)結果が当日にわかるので,長らくの試験勉強の自分へのお疲れ様会は試験当日の夜に盛大にできるわけです。
おおいに飲んでください。
そして...受験したことも合格したこともすっかり忘れたころ,正式な経済産業大臣名の合格証書が郵送されてきます。
合格当日のような喜びのテンションはもう残っていません。
でも,合格はやっぱり嬉しくて,そして思うわけです。
「次,何を受験してみようかな」
と。