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高専に入学して躁鬱になった話(3)

 シリーズ4作目となります。
 今回は 1.決断 の1パートのみで書いていこうと思います。


 

1.決断

 前回書いた個人面談から1月ほどの時間が経ちました。
 相変わらず第一志望は高専(表面上は公立進学校)のままで、塾と学校の合間の自習時間では高専の過去問対策を行っていましたが、なかなか点数は伸び悩んでいました。
 第一志望の高専では学力選抜に教科別の傾斜配点は無く、
五教科500点満点+内申点を400点に換算した900点満点で合否が出ます。

 例年合計点のボーダーで 700/900 以上とることができれば合格で、
 学力点370~ 内申点330~といったところです。

 ボーダーで受かるよりもなるべく高得点を取りたかったので、
私もかなり根を詰めていましたが、10月末(学力選抜まで4か月弱)時点で学位力試験の過去問で350/500点程しか取れていませんでした。

 そのタイミングで返却された三年二学期の成績を加味した内申点は、
340点 先ほどの学力点と足すと690点で、情報学科の合格ボーダーには届かない水準でした。
 

 今にして思えば、時期的にそれほど悩むことではなかったのかもしれませんが不安で仕方なく現状に怯えていました。

 元より当時私が通っていた塾は公立高校を受験する生徒がメインターゲットであって、
高専のような異端の学校への進学実績は歴代一人もいなかったそうです。

 そんな背景があって、塾では高専の対策や個別サポートは全くなく、シンプルに基礎学力を高めるフェーズが終わっている段階で、
通い続ける必然性が薄まりつつあることに気づきました。
 
 そう思うようになって1週間ほどで、塾を去ることを決断しました。


ここまでご読了いただきありがとうございました。次回以降も不定期更新で書いていこうと思いますので期待せずにお待ちください。



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