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猫をペットや家族という表現に違和感を感じてしまう同居人という向き合い方。

犬や猫をペットとして扱う人たちや、可愛さあまって家族なんだと表現しその表現にふさわしく、猫かわいがりに大事にしているファミリーもよく見かけるけど、ある人のnoteを読んでそういう表現に違和感を感じてしまった。

たしかに愛玩動物としての犬や猫は、ペットであることに間違いはないのだけど、そのペットというポジションは私たち人間が勝手に与えているポジションであって、犬や猫から頼まれたわけじゃないのですよね。

犬の場合は、一緒に仕事をするパートナーとして、猟犬や牧羊犬、人命救助犬や警察犬というふうな、人間以上の立派な働きをしてくれる、プロフェッショナルな存在もいるので、猫とは少しポジションが違う気がします。

盲導犬や聴導犬のように、その存在が障害を持つ人の耳目になって、不自由な感覚器官を補う役割を果たしているとなれば、まさにパートナーと呼ぶしかないと思うんですが、猫にはこういう役割は果たせません。

なんといっても、気まぐれ小僧や、やんちゃ娘っていう通り相場で、自由気ままに闊歩できるのが、猫っていう存在だと思うんですよね。

なので、ここでは猫に限った話として受け止めて欲しいのです。

実はある人のnoteを読んで・・・って、冒頭でお伝えしたけど、その人の記事というのが「僕のねこ、夏 #1 僕と僕のねこ」という#1~#8までの短編連作の記事で、高埜夕さんの作品なんですが、この記事で感じたこと。


それが、猫をペットや家族というふうに表現したり、捉えることへの違和感、というのでしょうか。

ふと、読み終わった後に考え込んでしまったもんだから、その自分なりの考えを吐き出しておこうと考えたのですね。

実は私たち夫婦も若い頃に、ヨークシャーテリアという犬種で、アンディという名前の我が子を可愛がっていた頃があるんですが、開腹手術後に覚醒することもなく旅立ってしまいました。

もちろん泣き明かす日々を重ねて、40年以上を経た今でも夫婦の会話に出て来るくらいなんですが、アンディを失った後に、また替わりの子を育てることがアンディに悪いような気がして、ふたりだけで暮らしてきたんですね。

もう2度と同じような悲しい思いはしたくない、というのもあったし。

そういう経験もあって、ペット以上の存在である家族同様や、家族そのものという言い方、表現、扱い方に共感はできるのです。

そうですね、高埜夕さんのnoteを読むまでは、ペットとか家族という表現にさしたる疑問も感じていなかったんですよ。

それが作品中に出て来る「同居人」という表現に出会って、あぁ・・・これかっていう思いが沸き起こり、これまで人間目線でしか捉えていなかったなぁと反省する気持ちになったというわけ。

猫は果たして人間をどう見ているのだろうかと・・・。

人間に人格や個性があるように、猫にも猫格があり個性があるのは間違いないと思うのですが、人間目線じゃなく猫目線で見たときに、ペットや家族という扱いを猫は喜んで受入れているんだろうか、と。

猫がペットにしてくれとか、家族あつかいでお願いしますよ、なんて頼み込んできたわけじゃあるまいし、いい迷惑しているかも知れないのですよね。

とは言っても、贅をこらした猫缶を毎日用意してくれて、食べることには心配無用の生活に慣れ親しんで、堕落しきっている猫格の猫さんだっているだろうから、すべての猫が迷惑しているわけでもないのはわかりますよ。

ただね、一方的な人間目線で決めつけちゃうのもどうなんだかなぁ・・・ってつい考えてしまうわけです。

猫にだって猫権があるんだ!
もっと猫の猫権を尊重してあげるべきだ・・・。

せめて、本猫(本人)の本心も聞かずに、ペットだとか家族だとか決めつける前に、同居人として同格のポジションを与えて、ご本人(ご本猫だけど)の意向を尊重してあげるべきじゃないのか、そう思ったわけですよ。

ふむ、たまには、いいこと言うじゃないの・・・。(^_^;)\(・_・) オイオイ


えっと、こういうのを、屁のツッパリにもならんって言うのですけど、ね。

まぁね、うちのペットと言えば放し飼いのスズメさんたちなんですよね。

こちらは鳥かごに入れているわけでもないし、勝手にこっちがペット扱いしているだけの、勝手に飛んできて餌を啄んだら、また勝手に飛んでいく自由な存在ですから、スズメさんらの雀格は尊重しているつもりです。(^_^)b


とまぁ、こんな感じで頭に浮かんだことを書いてみました。
せっかくのお時間を無駄に使ってしまったぁ・・・という、その思考がネガティブですよ、なにごとも前向きに、ね。


ってことで、今回は
猫をペットや家族という表現に違和感を感じてしまう同居人という向き合い方。」という対猫関係についての話でした。
※見出し画像のイラストは、高井じゅりさんにお借りしました。


では!

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