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最近の物価高なんてなんのそのな本場の手作り餃子【独一処餃子 @葛西】

3連休の最終日。この日も東京は雨。3連休は天気が悪い日が多いなぁ。そんな足元の悪い中やって来たのは葛西駅。もうちょっとで夢の国ディズニーランド、といった場所にある駅だ。ディズニーに興味のない僕はこの辺の地域に来ることはめったにない。昔葛西臨海公園には行ったことがあるけど葛西駅に来たのは初めてだった。


この日は、というかこの日も餃子を目当てに家を出て来た。この日も、というのは実はこの前日も僕は高田馬場で餃子を食べている。僕は普段朝ごはんは食べないので、2食連続餃子を食べることになる。なんの抵抗もなくそんな食生活ができるほど、僕は餃子が好きなのである。

目当てのお店は葛西駅から徒歩3分とのことなので、傘はささずにGoogleマップに従ってお店まで走った。傘をささなかったのは、たった3分程度濡れないためだけに折りたたみ傘を出すのが面倒だったからだ。曲がり角を曲がり、Googleマップが指し示すゴールの場所を見る。見たところ、並びはできていなそうだ。お店の前に行ってみると、赤い看板に大きな金の文字で「独一処餃子」と書かれている。この日の目当てのお店で間違いない。僕はその看板を見て中華街みたいな見た目のお店だと思った。

こちらの「独一処餃子」は葛西に1993年にこの葛西の地で創業し、周辺地域に支店を3店舗展開している人気の餃子店。特徴としてはこのお店の店主さんは中国・ハルピンの出身のようで、日本人が慣れ親しんだ日本人向けの餃子ではなく、本場中国の餃子に近い餃子を提供することが挙げられる。まさに本場の餃子が食べられるってわけだ。余談だが、同じく本場中国の餃子を食べられるお店としては三鷹にある「餃子のハルピン」が有名だ。

お店の外観

お店の中に入ると、お店はそこそこ空いているようでカウンター席にはそれなりに空きがあった。食べログ百名店にノミネートされているお店だから多少は混んでいるのかと思っていたけど、こんなに空いているのは今日が雨の日だからだろうか。中国人らしき店員さんが空いているカウンター席には案内してくれたので、そこに腰かけた。

メニューを眺める。メニューを見る限りこのお店には5種類の週替わり定食があるようだ。週によってこの5種類が総変わりするということなのだろうか。僕はその5種類の週替わり定食を見て、一番魅力的に見えた「炒飯定食」を注文することにした。メニューの写真を見る限り、それはチャーハンと餃子がセットになった定食だ。僕は餃子は好きだが、チャーハンも超が付くほど大好きである。つまり僕の大好物が2つ乗っている定食だった。値段は、880円。今時チャーハンと餃子が一緒になった定食が880円というのはかなり安い気がする。

メニュー

注文してから10分ぐらい待っていたらその880の定食が姿を現した。
おぼんの上でチャーハンと餃子が見事にダブル主演している。よく見たらチャーハンは少し茶色味が濃いし餃子は思っていたよりサイズが大ぶり。どちらも昨日餃子とチャーハンを食べたことなんて簡単に忘れさせるほど魅力的なビジュアルをしている。

炒飯定食 ¥880

さっそく餃子から、といきたいところだがまずはスープで喉を潤そう。少しとろみがあるスープを一口。美味い。スープにはたまごとニンジンがたっぷり入っている。味はよくある中華スープで雨に打たれた身体に沁み渡る。

スープ

スープで身体を温めたところでこのお店の看板メニューである餃子を食べてみよう。先ほど書いたとおり餃子は割と一つ一つが大きめで、口に入れると表面のややカリッとした食感とモチッとした食感が心地良い。日本のよくある餃子と違ってここの餃子にはニンニクは使われていないようだが、本当にそうなのかと思うぐらい味にパンチがある。肉汁の量と甘さがすごいからニンニクがないことなんて全く問題にならない。ハルピン出身と聞いていたので少しスパイシーな餃子なのかなと思っていたけどあまりスパイシーな味はせず、クセも少ない。ニンニクが入っていない日本人好みのただただ美味しい餃子だと思った。

餃子

卓上に置いてある、おそらく自家製であろうラー油は結構辛味が強め。僕は辛党なので結構好みだ。

卓上調味料

チャーハンは一般的なチャーハンと比べて色が濃い。ちょっと日焼けしたのかな?って見た目の変わったチャーハンだ。結構ラードが効いていてオイリー。パラパラというよりかはどちらかというとしっとりめ。塩味も少し強めだがしょっぱ過ぎないギリギリのラインを突いてくる。チャーシューではなく肉そぼろが入っており、その肉そぼろとシャキシャキとしたネギの食感が良い。変わったチャーハンだけど美味しいな。

チャーハン

餃子もチャーハンもとても美味しいし、これにスープやザーサイも付いて880円というのはこのご時世にしてはかなりコストパフォーマンスに優れたランチだと思う。最近は物価高の影響がどこのお店にも響いているような印象を受けるが、このお店は特に何も感じていないのだろうか。このお店が30年以上愛されているのは料理のクオリティだけでなく、簡単に世の中に振り回されない肝っ玉の大きさも理由なのかもしれない。


それにしても、本当の本場の餃子は一体どんな味がするのだろうか。僕はまだ中国に行ったことがない。それをたしかめるためだけに中国に行ってみるのもアリかもしれないな。


今回行ったお店

独一処餃子(トクイッショギョウザ)
●住所:東京都江戸川区中葛西3丁目33−19
●アクセス:葛西駅から徒歩3分
●営業時間:
11:30~15:00(L.O.14:30)
17:30~23:00
●定休日:月曜日
●支払い方法:現金、クレカ、PayPayなど
●駐車場:なし


頼んだメニュー

●炒飯定食 ¥880

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