おね∞ショタのすゝめ
まえがき
突然ですが、皆さんおねショタって知ってますか?
え?知らない?生きてて恥ずかしくないんですか?
この恥知らずの豚が。冷しゃぶにしちゃいますよ。ゴマだれで。
私が今からバッチリネッチリ教えてやりますから覚悟して聞いてください。
どれくらい覚悟するかというと、消費者金融を使うくらい覚悟してください
また、説明後には私なりのおねショタへの想いも書きますので、刮目してください。エスカレーターで上にいるお姉さんのミニスカートくらい刮目してください。刮目してますか?!オイ!こっち見ろ!👁️🫵👁️お前だよ!オイ
この豚が!!根性叩き直してやっからついてこい!逃げんなヨ!?逃げんなッ!!!!
おねショタについての解説
おねショタとは、だいたい20代後半くらいの年上の女性(おねえさん)と
年端も行かない〇学生~中〇生くらいの無垢な少年(ショタ)との
非常に斬新でスプレンディッドなカップリング(関係性)を指す言葉です。
主に漫画やアニメ等オタク系コンテンツで多く用いられる表現技法ですね。
その中でも特にホットなのが成人向けコンテンツ内でのおねショタです。
純愛、人妻、寝取られ、催眠、等…並みいる競合ジャンルに負けず劣らず、男女問わずいつの時代も愛されるジャンルとして人気を誇りつづけています
といっても、概要だけ提示されてもよくわかんないですよね…すみません。
以下に具体例を示します。
『嵐』 作:OPEKO
8月30日、 〇県山間部 川橋村 かわばし合宿センター併設サッカーフィールド
――――――――――――――――――――――――――――――――――
小気味いい音を立てて蹴られたボールが、コートの宙空を舞う。
ボールは敵チームのミッドフィルダーの頭上を掠めて、僕の胸元へと回ってくる。
今日のために何度も練習を重ねた、この夏合宿の昨日にあたる5日目でやっと会得できた、僕たちの切り札だ。
僕はそれを、1か月前まで苦手だったトラップで自分のものに変えた後、
相手チームのゴールポストへ向けて決意のまなざしを向けた。
「いっけェーーーーッ!イツキ!」
「いっくん、ここしかない!いけるぞ!」
「たっくん、リョウマ、サンキュー!」
試合残り時間はあと1分。
雲行きが次第に黒くなっていき、不穏な風が頬を吹き抜ける中、
少年は、リョウマから受け取ったボールをドリブルしながらフィールドを走り始めた。
現在のスコアは2-2で同点。ここで決めたい………
いや、違う。 お父さんなら、お父さんなら……!!!
「絶対、ここで決めるんだッ!!」
イツキと呼ばれた少年は、次々とボールを奪おうとする敵チームのディフェンサーを軽々とかわしながら颯爽と駆ける。
「コイツ!?」
「なんてスピード…!」
「オイ、あの7番…!! 佐橋ッ!カメラ向けろ!」
「もう捉えてます!すげェ!あれじゃまるで…」
―瞬間。
少年の双眸には、二つの稲妻が見えた。
行ける。
僕は瞳孔に焼き付いたコートの稲妻を辿って、相手の守りをくぐりぬけながら駆ける。
相手チームのエース、高橋くんの唖然とした顔を横目に、
僕はただただ駆ける。さっきまでの向かい風も、徐々に強さを増していく。
「あと30秒だ!イツキ!」
風の音に負けないくらい、大声で必死に叫ぶコーチの声がした気がした。
何も―聞こえなかった。
僕には、ゴールしか見えなかった。
8月24日、 川橋村 かわばし合宿センター 稲穂小管轄寮 夜
――――――――――――――――――――――――――――――――――
「コラァ!何やってんだお前ら!今日はもう終わりつったろうが!」
「コーチ…!すみません、もう終わります!」
「オレしーらね!一抜けた!」
「あ!オイ!てめェリョウマッ!」
「僕が!」
「あ?」
「僕が頼んだんです!すみません…!」
合宿一日目、みんなが寮に戻ってからしばらくしても、僕は体の火照りが冷めやまずに、リョウマに無理を言ってボールを競り合うデュエルの練習をしていたところだった。
「お前…」
コーチはイツキの身体を一瞥すると、寄ってきて僕の髪を上げて見せた。
ヘディングシュートのオーバーワークでおでこは赤く腫れていた。
自分でも改めて見ると、僕の身体は、いつのまにか傷だらけだった。
転んで、すりむいて、打撲して、突き指して…
身体中、テーピングと絆創膏まみれだった。
でも、少しも痛くなかった。
「僕が、頑張らないといけないから… ごはんを食べてる余裕なんかないです」
「コーチ、デュエルの練習に付き合ってください」
僕はボールを足でたぐりよせ、息を吸い込んで目を鋭くしながら、
「ヒマ、なんですよね?」
と言い放った。
それを見るとコーチはやれやれと肩をすくめると、
ため息を吐き、近くの切り株に座り込んでタバコに火をつけて
こっちに来い、とハンドジェスチャーを送ってきた。
「お前、焦ってんだろ?」
図星だった。
「確かに、春は赤城小に痛い目に遭わされたからな。」
「だがあの試合はお前が赤城のミッドフィルダーと競り負けたのが原因じゃない。単純にやっこさんが戦略面で一枚上手だったって説明覚えてるか?」
そう―今年に入ってから、僕たち「稲穂小ストライカーズ」は、
去年練習試合では怒涛の5連勝を重ね、都内でも新進気鋭のニューカマーチームとして名を馳せていた。
そんな中だった。赤城小スパルタンズという名前も聞いたことのないチームから、練習試合を申し込まれたのは。
僕たちは今回も楽勝だと快諾した。
だが…
「僕はスパルタンズのエース、高橋君にデュエルで負けて、結果的に0-1で敗北した。これが原因です。」
「それは事実だが一部に過ぎない。バカなお前さんにもっかい説明してやるよ」
「俺たちのチーム戦法は、知っての通り『速攻電撃戦法』だ。
安定したガード力でセンターバックを守るタクミ、
天性の場読みとコントロールでパスを回すリョウマ、
そして、お前さんの機動力を生かした、『シャドーリベロセンターフォワード』。
バック、ミドル、フォワードどこからでも自在にポジションを入れ替えて敵チームを混乱に陥れる…仕込んだ俺が言えたクチじゃねえが、他に類を見ない厄介な存在ってワケだな」
オマエたち3トップで敵チームを翻弄、隙を伺って一気に攻め入り、点数を重ねていく。これが俺たちにとって最も適した戦法で、戦果も上げてくることができた。」
「だが、スパルタンズはさっきも言ったように一枚上手だった。説明してみろ」
「…はい」
「相手チームは5:5:0(ディフェンス:ミッドフィルダー:フォワード)で、僕たちは守りを突破できませんでした」
「そうだ。連中はハナっから攻める気なんてのはさらさら無かった。
お前さんを筆頭にしたフォワードたちを片端からデュエルでいなし、ひたすら防戦に徹し時間を潰した」
「そして疲弊しきったお前たちを、スパルタンズのリベロフォワード、高橋が一気に突破し、試合終了1分前でゴールを決められた。」
「はい…」
「まったくよォ、喋りすぎて口が疲れちまッたよ」
そう言いながらコーチはタバコを踏み消し、懐から桃を取り出した。
コーチはそれを十徳ナイフで半分に切り分け、僕に投げて寄越した。
「この村の農園から頂いたもんだ。食え。」
「あっえっ、はい」
かぶりつく。
皮つきのまま食べるのは初めてだったけど、すこし甘酸っぱくて、疲れていた体に味が染み込んだ。
「桃栗三年柿八年」
コーチはもう食べ終わったらしく、僕の目を見据えて続ける。
「その桃も、三年努力した」
「お前はサッカー初めて何年だ?」
「…1年です」
「お前は、よくやってる。1年目にしちゃ本当に目覚ましい活躍だ。」
「サッカーは何人チームだ?」
「…え?」
「何人だ」
「10人です…」
「で?」
「えっ?」
「まだわかんねーのか…よし、単刀直入に言おう」
「お前さんの今の練習は全く意味が無い、むしろこのまま続けていれば」
「お前は、高橋とスパルタンズに負ける」
8月25日、川橋村 山道 朝
――――――――――――――――――――――――――――――――――
山の空気は澄んでいて、東京よりも吸い込みやすい。
僕は澄んだ空気を胸いっぱいに吸い、吐き、それを繰り返した。
「・・・よし」
僕ははがれかけていた足の絆創膏をはがして、歩き出した。
傷口は、刺すように痛かった。
「とりあえずお前は合宿メンバーから一時的に外れてもらい、
特別メニューをこなしてもらう」
昨晩コーチはそういって、地面に枝でスケジュールを描いた。
8/25:歩く
8/26:走る
8/27:走る
8/28:走る
8/29:連携練習
「言いたいことはわかってる、あらかた」
「「なんですか、これ」」
「あっ」
「だろうな」
「だが言う通りにしろ。勝って、オヤジさんみたいになりてーんだろ?」
「…やります。」
「素直じゃねえか。ハネるようならお前さんをボールにするところだったよ。」
「ま、とりあえず明日は歩け。 この村を一通り見て回るのもいい。」
「歩いて…それで?」
「さあ?好きにしろよ」
しばらく歩いていると、気づいたことがあった。
「誰もいないな…」
東京では人がいないところなんてめったになかったから、珍しかった。
本当に誰もいないし、何もない。
あるのは小さな家と、畑がいくつか、そして
「あれって…」
近づいていくと、次第にそれは予想通りだったとわかった。
「桃の木だ」
「昨日コーチがもらったって言ってたのは、ここの桃だったのか」
桃の缶詰とか、お母さんが皮を剥いてくれた桃は食べたことがあるけど、
皮がついた桃が木に生っているのは、初めて見た。
しげしげと観察していると―
「なにしてるの?」
突然、耳元で囁かれた。
「うわぁ!?!?」
驚いた僕は、だっと駆けだして。
目の前にあった桃の木に気づかず、そのまま衝突した。
8月25日、 川橋村 住居 昼過ぎ
――――――――――――――――――――――――――――――――――
―「はい、そうなんです…ええ…今はウチで寝てもらっていて…」
―「はい、構いませんよ。私一人ですから。」
―「どうか気になさらないでください。起きたら送っていきますね。」
聞き覚えのある声が遠くからうっすらと聞こえてきて、目が覚めた。
気づいたら嗅いだことのないにおいの布団で、僕は横になっていた。
頭がズキズキと痛んでいたけど、触ってみるとどうやら丁寧に薬を塗って包帯を巻いてくれているようだった。
「あっ!起きた!?」
またあの声だ。
女のお姉さんが奥から駆けてくる。
「大丈夫?さっきは本当にごめんね…」
お姉さんは僕のからだをぺたぺたと触る。
どうやら、一通り傷の手当ても改めてしてくれていたようで、びっくりした。
そして、なによりも。
(おっぱいが…)
おっぱいが、すごかった。
お姉さんはニットのようなものを着ていて、
お姉さんの胸は今まで見たことのない大きさだった。
(お母さんの何倍も大きい…それに…)
「あ、えっ えっと…」
「どうかした?まだ痛い?」
お姉さんは、とてもきれいだった。
肩まで伸びた黒いさらさらとしている髪、お人形のような肌に、ぷるんとした唇。
きれいな薄い茶色の大きな瞳の奥では、僕が汗だくになっているのが映っていた。
「痛い…です……。」
8月25日、 川橋村 住居 夜
――――――――――――――――――――――――――――――――――
―「はい、今日はうちで看病させてください。」
―「いいんですよ、もとはといえば私が悪いんですから」
―「はい?えっ、28日までですか?ええと…」
―「いえ、収穫もまだ先ですから、構いませんよ。イツキくんも心配ですし」
―「はい!私が責任をもって面倒見ますね!失礼します。」
お姉さんは受話器を置くと、僕の布団の横に座った。
髪とおっぱいが揺れて、いい匂いがする。
「イツキくん?」
「あっ、はいっ」
「コーチさんと電話してきたよ」
「28日まで、うちで面倒見てあげてください、だって。」
「え・・・?」
耳を疑った。
「なんでですか?」
「なんでって、キミねぇ!」
お姉さんは勢いよく近づいてきて、僕の腕に触れる…!
「うわッ?!」
「こんなにボロボロで、サッカーの練習してるって聞いたよ」
「おねえさんにも責任があるの。だから、このうちで休んで、おいしいごはんをたべて、傷が治ったら出て行ってもいいよ」
「それまでは、無理しちゃダメ!これでもおねえさん怒ってるんだよ!」
「ごめん…なさい」
そう言うと、おねえさんは立ち上がって両手を腰にあてて息を吐いた。
「とにかく、晩御飯できてるよ。食べれそうかな?」
「えっと…僕…」
「うん?」
「食べるの、好きじゃないんです。」
「ダメ!」
おねえさんはデコピンをしてきた。
軽い力だったが、昼間の傷に響いて、痛みが骨身に沁みた。
「!!!ッつぅーっ・・・・」
「あっ!ごめんねごめんね!おねえさんうっかりしちゃってたや!」
「とにかく、育ち盛りなんだから、きちんと食べなきゃダメ!」
そういっておねえさんは、卵焼きとご飯、野菜の炒め物みたいなものを持ってきた。
「はい、あーん!」
「えっ、あっ、むぐっ!?」
おねえさんはいきなりご飯がはいった木製のスプーンを口に押し込んできた
「はい、よく噛む!」
「ンぐ…むぐ…もぐ…ごくっ」
「どお?」
「おいしい…です」
「えへっ、そうでしょ!このお米はね、この村で作ってるのよ?」
「それと、これも!あーん!」
「むぐぅ!?」
「あっ…おいしい!」
「それは沢田さんトコの卵!」
「そしてこの野沢菜は!」
「むぃぐ!!」
「山野のおばあちゃんがくれたのよ」
「みんな一生懸命作っているから、おいしくって栄養があるのよ」
お姉さんはただでさえ大きい胸をさらに張った。
「あれっ…イツキくん?どうしたの?」
「えっ?あれ・・・?」
気づいたら、涙が出ていた。
「ぅぐ…うっ…ぐすっ…」
「ごめんね、私が無理に食べさせちゃったばっかりに…お姉さんシッパイしてばっかりだ」
「ちがうんです…なんか」
「うれしくて」
おねえさんは、目を丸くしたあと。
「そっか」
優しく微笑んでくれた。
8月26日、 川橋村 おねえさんの住居 昼
――――――――――――――――――――――――――――――――――
「はッ!?」
汗だくで起き上がると、そこはやっぱり昨日の和室だった。
「やっぱり夢じゃなかったのか…」
こんなにぐっすり眠ったのはいつぶりだろう。
気づいたら、すっかり昼になってしまっていた。
「おね…」
だそうとしたことばを、飲み込んだ。
こんなことしちゃいられない。
今日は特訓メニューだと走る日だった。
おねえさんには悪いけど、ここは抜け出して走って寮に戻ろう。
起き上がると、僕のかっこうはユニフォームではなく、
なぜかぴったりのパジャマを着ていた。
「あれ?いつのまに着替えたんだっけ…」
パジャマのままで寮に帰ったら笑われてしまう。
とにかく、ユニフォームを探さないと…
手当たり次第にタンスをさがしてみよう。
(おねえさんに、バレないように…そーっと…)
タンスの引き出しを開けると、見慣れないものが入っていた。
何だ・・・?これ。
持ち上げてみると、それは見たことない形のものだった。
「なんだ、これ…紐がついてて…帽子かな?」
なんに使うものなんだろう?
そうこうしていると、突如として―
「なにしてるの?」
突然、耳元で囁かれた。
「うわぁ!?!?」
驚いた僕は、後ずさりした。
おねえちゃんだった。
(しまった…)
「あらら~、やっぱり男の子だもんね。」
「そういうのにキョーミあるのは感心だよ!イツキくんにしてはダイタンだと思ったけど」
「…?」
言ってる意味がよくわからなかった。
「それってなんなんですか?帽子ですか?」
そう聞くと、お姉さんは噴き出して大声で笑い始めた。
「ぷっ!あははははははっ!!」
「帽子って!ふぁははははは!!!」
さすがにむっとくる。
「…なんですか」
「これふたつあるのにふふ!帽子って…ふふふっ!」
「じゃあ教えてくださいよッ!もったいぶってないで!」
お姉さんは突如として面食らったようになって。
「えっ…えっと…それはね…」
「なんなんですか?」
「わかったよ!わかったわかった!おねえさん降参だよ!」
いまだに笑いが抑えられないようだったけど、お姉さんは急に服を脱ごうとし始めた。
「えっ!?ちょっと!?」
このままだと…おっぱいが見えてしまう…!!!
いや、でも…見たいような…
そんなことを考えていると、ついに。
「あ、ああ…」
僕の目はおねえさんのおっぱいにくぎ付けになり、おねえさんはそれをみてにやにやしている。
ぶるん。
聞いたことのないような音を立てて、おっぱいが揺れてプッチンプリンのように出てくる。
はずだった。
でてきたのは、僕が見つけた帽子のようなものだった。
「あッ!?」
「これで女の人はおっぱいを守ってるんだよ」
「わかった?イ・ツ・キ・く・ん?」
いじわるっぽく笑いながら"それ”を見せつけてくる。
でも…
「すごい大きい…」
「あ!?」
思わず口に出てしまう。
「そうでしょぉ?ほんとに困ってるんだよねぇ」
「重いし、肩こるし、大変なんだよ?」
「お、重いんですか…?」
「ん~?」
ごくり
僕はつばをのんだ。
「ひみつ!」
バッとお姉さんはニットを下げて、大きな谷は隠れてしまう。
「ああっ!?」
「おねえさんの授業はここまで!」
~~~~~~~~~~~~~~中略~~~~~~~~~~~~~~~~~~
8月30日、 川橋村 かわばし合宿センター併設サッカーフィールド
――――――――――――――――――――――――――――――――――
僕は、ディフェンスをかいくぐって、ボールをシュートしようとした。
脚先がボールに触れようとした、その瞬間―
轟音とともに、光が見えた。
その光はあまりにも近くて、まぶしくて、そしてうるさくて。
僕は、目がくらんだ。
試合終了の笛が鳴り、僕はようやく目が見えるようになってきて、
まっさきにボールの場所を探した。
ボールは――――――
ゴールポストの――――――
――――外に――――転がっていた。
「あ」
「あ…ああぁ…」
「あああああああぁぁ~・・・・あああぁ…」
「うわあああーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!!!」
僕はくやしさで思わず駆けだした。
「イツキ!?」
「オイ!イツキ!」
「いっくん!?」
「アイツ!」
「逃げんのかよ?」
「でも今のって…」
「無効…なのか?」
何も聞こえない。
何も見えない。
何も考えない。
何も…考えたくない
「イツキくんッ!!」
僕はがむしゃらに、逃げ出した。
8月30日、 川橋村 山中 夜
――――――――――――――――――――――――――――――――――
あれから、雨風はどんどん強くなって、嵐になった。
横から雨と風が吹きつけて、顔も体も、全部濡れていたけど、今の僕にはそれでよかった。
失敗した。
僕のせいで。
みんなあんなに頑張っていたのに、僕のせいで負けた。
コーチも、たっくんも、リョウマも、他のみんなも、お父さんも、お母さんも、稲穂小ストライカーズを応援してくれてる学校のみんなも、
見に来てくれていた、おねえさんも。
きっと失望している。
「もうどこにも、帰る場所なんて…」
「ないんだ、だから…」
「だから…どうしよう…」
「うぅ…ううう~~~~~!」
「ぐすっ…ひぐっ…うう…」
「うわぁ~~~!!!ああぁ~~!!!!!」
どれだけ泣いても、どれだけ叫んでも、嵐にかき消されて、どこかへ飛んで行った。
もう、死んでしまおう。
僕には、何の価値もないのだから。
僕はお姉さんと行った大きな池まで行って、その中を覗き込んだ。
涙とか泥とか、葉っぱとか雨でぐしゃぐしゃになった自分のみじめな顔が揺らいだ水面に映っていた。
そして、おでこには
おねえさんに貼ってもらったばんそうこうがあった。
僕があそこまでがんばれたのは…
自分の強さに、気づけたのは…
全部、おねえさんのおかげだったのに。
「おねえさん…ごめんなさい…」
すると―――――ふわりと後ろから、手が僕を包み込んだ。
聞き覚えのある、そして、心地の良い声でそれは囁いた。
「なにしてるの?」
8月30日、 川橋村 おねえさんの住宅 夜
――――――――――――――――――――――――――――――――――
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~この後、なんやかんやあってお姉さん主導でセックスが始まり、おねえさんの手によってイツキ少年は精通し、その後おねえさん主導でおちんちんの動かし方を教わり、何度もお姉さんの中で果てイツキ少年の夏は終わります。
来年の合宿にまた会おうね、と約束を交わして―――――――――…
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ご拝読お疲れさまでした。
ここで、このジャンルについて無知あるいは造詣がそこまで深くない方は、
きっとこう思われていることでしょう…
歳離れすぎてない?コレ犯罪でしょ?親方に電話させてもらうね
お姉ちゃんと普通にオレと同年代でヤってほしい(家系ラーメン臭
どうせ年下なら女子高生がいいデすゾ~ドュフヌュプポポカポチュブボヌレリスポィヴハウ
なんで竿役の顔描く必要あるの?いらなくね?(アイコススパー
そもそも俺よりも先に童貞捨ててるのが気に食わない(メガネスチャ(バリバリサイフ
ガキがウブがってるのが嫌い、キモイ(インスタグラミングメスゴリラ(死ね
所詮はオッサンの自己投影願望でしょ?現状の自分に満足できてないから
コレ竿役が同年代だと自分が嫉妬しちゃうからショタにしてるだけやん?
うるせ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ぶっ殺すぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 👊🔪👊🐽👊👊🌡️👊🦯👊👊👊🔨👊👊💣👊👊🩸👊💢👁️👃👁️💢👊🚝👊👊👊👊👊👊👊👊👊👊👄👊🪓👊👊👊👊👊👊👊🔫👊👊👊👊👊👊👊⚔️👊👊🗡️👊👊👊🪠👊👊👊👊💊🩻👊🥪👊👊👊👊
黙って聞いてりゃよォ!!ゴチャゴチャうるせェんだよ!!
テメェ人の性癖ケチつけるってことはどういうことかわかってンのかオイ!?
ウン百年昔のバチ賢いオッサンでさえこう言ってんだぞ!?
おねショタについてなンもわかってねぇだろお前?!オン?!アォン!?
わかったらその汚くてヤニニンニククセぇ口閉じて俺の話を聞け!!
おねショタの魅力について
だいたい伝わってそうですが伝わってない人のために僕なりに改めて書きます。
一言で言ってしまうと、僕にとっておねショタというのは
出会いと成長の物語
なんです。
無垢な少年が、普段出会わないお姉さんと出会い、言葉を交わし、
お互いの心を通わせ、精通という大きな門をくぐることによって少年は、
精神的にも身体的にも一歩大人になる・・・・
これが大きな魅力です。
また、誰にとっても少年時代というのは通ってきている道です。
かつては誰しも、女体に狼狽えながらも興味を持ち、そしていつの間にか、だいたいはデジタルな方法で精通を果たしていることでしょう。
そんな私たちにとって、おねショタのショタたちというのは、我々の代弁者なんです。
だれだってお母さんに甘えていた時期があるように、
お姉さんにも甘えたいです。今の僕だってそうです。
ですがいつの日からか、大人になるにつれてそういった機会は失われていきます。
気持ちを吐露するのは母親や友人から会社の飲み会にとって代わり、そこでは笑いものにされるか、酒の肴にされるのが関の山。次の日には二日酔いしか残らない無意味な行為です。
かといってSNSで吐露しようものなら、弱者男性だなんだと非難を浴びてしまう…
そんなつらい中、我々大人たちはそれでも生きていかなければいけません。
誰にだって、おねえちゃんは必要なのです。
おね∞ショタってなんだよ?
よくぞ聞いてくれました。
悲しいことにこの世界では争いが尽きません。
権力争い、戦争、男女間のジェンダー問題、きのこたけのこ戦争、ラーメンの味…
更に憂うべきは、実はおねショタもその争いに巻き込まれてしまっているのです。
というのも、世の中には、
おねえちゃんが主導となってショタを精通へと導く
おねショタ派
と、
なぜか性的知識を持ち合わせているショタが主導となってお姉ちゃんを弄ぶ
ショタおね派
のふたつの派閥が存在しているのです。
嘆かわしいですが、人と人とはどうしても本質上分かり合えないもの。
袂を分かつのも、人間の営みの一つとも言えます。
ですが。
私は探求に次ぐ探求の末に、
この戦争に終止符を打たんとする秘策をついに見出しました。
それがおね∞ショタなのです。
簡単に説明すると、
最初はおねからショタに手ほどきを受け、 その中でショタが逆転します。
そして、わからないながらも必死にお姉ちゃんを、貪るように抱こうとする姿に可愛げと愛しさを覚えながらも、お姉ちゃんは女として求められている悦楽に浸り達する。
これが、私が提唱する理想論、おね∞ショタです。
(∞はカップリング用語でリバ(攻めと受けが入れ替わる要素)を表します。)
なぜこれが理想なのか?
それは、おねショタ、ショタおね両方に、危うさを孕んでいるからです。
逆説的に言えば、それが二つの界隈を引き裂いてしまっている要因でもあると、私は考えています。
もうちょっとで終わります。頑張ってください。
なんでそんなもんが必要なんだよ?
おねショタは、不平等です。
ショタがアドバンテージを取れることは一切と言っていいほどありません。
ショタがもしそれを望んでいなかったとしたら?
ショタの今後の人生に大きな傷跡が残ってしまったとしたら?
言いだしたらキリがないですが、こういう危険性は無視できません。
また、カタルシスにも少し欠けていると言わざるを得ません。
精通を果たしたとはいえ、ショタは自分から女性にアプローチして、セックスするとして、どうしてもお姉さんに負けた状態から始まることになります。
これはショタにとって、少なからず今後の人生に影響を及ぼすものとして無視できません。
おねがショタを好き放題にするのなら、 ショタにだって同等の権利があるはずです。
ショタおねは、そういった人々の想いからきっと産み落とされたのだと僕は思っています。
ですがショタおねは、不自然です。
先述した通り、どうしてかこのジャンルのショタは
女性を悦ばせる性的な知識を下手すると一般成人男性よりも持ち合わせています。
人生を二周半ほどしていないと、あれだけの知識を会得するのは不可能です。
そういったしこりのようなものが、どうしても僕の頭にひっかかって、違和感を感じつつも僕はそれで自慰をしてしまいます。
心無い人々はこのジャンルのショタのことを”ゴブリン”と揶揄します。
お姉さんをレイプする際、ショタが仲間を呼び集めて協力して輪姦に及ぶ描写が数多く描かれているケースがあるため、こういう印象に移ってしまった結果だと推察しますが、僕からしたらそれはナンセンスなものの見方です。
もしかしたら、かつておねショタで精通を果たした過去を持つ、ショタおねアベンジャーズなのかもしれないとは考えられないでしょうか?
だとすると、この輪姦は消して下衆なものではなく、
かつての敗北を共に乗り越えて硬い信頼を交わし合う仲間たちの友情劇だとは言えないでしょうか?
そう考えると?
ショタおねは、おねショタの後日譚として成立することになります。
相反するように見えるジャンルも、もしかしたらどこかで繋がっていたのかもしれませんね。
さて、そろそろ締めます。
まとめ
『嵐』を例に挙げて言うと、最後の夜のシーンでイツキくんはおねえちゃんに筆おろしをしてもらったあと、"対等な男"として愛を確かめあうためにイツキくん自ら身体を重ねる
これが、最も望ましく、平等で、違和感のない
おねとショタのありかたなのではないでしょうか
あくまでも私のいち意見にすぎませんが、どうかこれが誰かに届くことを願って筆を置くことにします。
ありがとうございました。