★一行怪談のツイッター企画に投稿した作品をここに再投稿しました。アレを元にオリジナル小説を書いていきます。もちろん完全新作も投稿します。
「貴方本当に卑怯なひとね部長…」私が部の誰にも深夜残業させないのはコンプライアンスの為じゃない、僕を愛しながら恨んでいるきみを、僕以外の誰にも見せないためだよ…
校舎の屋上で煙草ふかしてると現れる彼女、清楚で物知りで笑顔チョー可愛くって告りたい気持ちマンマンなんだが、何が問題って彼女、チャイムが鳴ると必ずフェンスの向こうに飛び降りちゃう事なんだよなあ…
全てが茜色に染まった世界を歩く、誰もいない田舎道に私だけの影が伸び稲穂のさやさやという音を聞く、空を割った腕が私を掴み日本の終わりを告げるまで、追いかけてきた者も最早いない閉じた空間を私ひとりただ歩く。
朝歯磨きをしようとしたら歯ブラシが二本、隣にシェーバー、珈琲を淹れたらマグカップが揃いになってる、やっぱり違う世界に来たのは間違いないけど私がほんとに怖いのは、ここでの私も一人暮らしらしい事なのよね…
大学同期に無理矢理連れ出された心霊スポット、「助けて、もう遊びでこんな事しねえ」と奴らは泣いて詫びを入れてるけど違うんだ、今全開で霊団をブッ叩きすり潰し所々喰らってる化物は俺をシュミでガードしている蒼ちゃんだ。
俺をシュミでガードしてくれている何かを俺は蒼ちゃんと呼んでいる「なぜ蒼」「俺には青く見えるんだけど」「そうか…おまえには私が青く見えるのか…ククク…」俺は墓穴という名の地雷を踏んだ気がしてならない
私が住んでるアパートの押入れには先住がいて、凄いシャイでこないだやっとお話できたんだけど友達には見えてないっぽくて、お祓いしろとか言われたけどストーカー侵入を教えてくれたいい人なんだよ、また二人暮らしよろしくね
俺をシュミでガードしてくれてる何かが俺に憑いてた一切を台風の日に処分した「どんな処分したの」「聞きたいか?」ナンデスカソノ凶悪ナ笑顔、台風の目から聞こえた阿鼻叫喚は聞き間違いじゃなかったんだね…orz
けいちゃんとしゅうちゃんがいなくなったわけがわかったこんな所誰も捜さないよ自由研究で来た山の祠とか、その扉の中の箱蹴って壊したとか誰もしらないんだもん、こんな化物出るなんて誰も、教えてくれなかったんだもん…
毎夜お仏壇を拝むのは止めたいからよと言っていた母の言葉、今その意味を理解したよ「おまえで最後……」線香と灯明とお鈴に導かれ、鬼は位牌の中からやってくる。
ポリタンクいっぱいに廃墟の水道の水を汲みながら、なぜこれが習慣になってしまったのかなぜ深夜なのかを考え見上げる屋上、取水タンクの隣にまた出会った事のないきみが見える。
「何かに追いかけられてて、無我夢中でこのビルに逃げ込んだら貴方がいて本当に安心しました、怖かった…あの黒い影なんだったんだろう…」えっとまず、最上階越えてもまだ上昇し続けてるこのエレベーターをなんとかしようか。
「もうさあ僕猫嫌いだって言ったじゃん?いちいち僕の足に猫パンチされるの本当ムカつくんだよね、こっちには出入り禁止にしてよ」っておま、この部屋で首吊った死人じゃね?
台所に男が隠れてるわ早く逃げて…ああ警察連れて来たのねこれで安心、この押入れからしか見えないんだもの貴女が無事でホントに良かった…うふふ事情聴取は貴女だけね…え?いいのよお礼なんて、これからもよろしくね…
オリジナル小説用アカウントです。 #河内瞬 さんの記事からこちらを初めて知りました。ちょうど「なろう」に登録しようと思っていた所だったので絶妙のタイミングでした。こっちのがいい(笑)作品傾向についてはプロフを御覧下さい。オラわくわくしてきたぞw