有機農業技術講習会(BLOF理論)
【2024年1月21日(日)】
「KOBEオーガニック推進協議会」にて開催いただいた、
技術講習会について振り返ってみた。
神戸市では、
有機農業を推進するため、
「KOBEオーガニック推進協議会」
を立ち上げ、
有機農業の拡大に向けた取り組みを進められている。
その取り組みとして講習会も開催されており(不定期)、
今回ありがたいことに師匠より参加のお声がけをいただいた。
今回のテーマは、
科学的根拠と植物生理に基づいた栽培技術『BLOF理論(Bio Logical Farming・生態系調和型農業理論)』
について。
専門インストラクターを講師にお招きし、
計4回にわたり講習会が開催される。
今日は第一回目で、
BLOF理論基礎講座が開催された。
新規就農者でも、
収量や品質の高い野菜つくりができるように、
再現性のある有機農業の基礎についてお教えいただいた。
講習会では、
有機栽培農家がなかなか増えない1つの理由として、
再現性のある栽培技術の普及が課題であることがあげられていた。
就農したものの、
栽培技術を高めて、
収量や品質を向上させるには時間を要するので、
経営面で苦戦してしまうというものだ。
そのため、高い栽培技術を誰がどこで実施しても習得できる、
いわゆる再現性のある栽培技術が必要となる。
その1つの有用な手段として、
BLOF理論があげられていた。
私もこれまで、
Bio Creators有機農業スクール(神戸市西区)において、
再現性のある有機農業として、
その土台を学ばせていただいた。
それに加えて、
このような講習会にて、
さらなる学びを得られることは、
良い農業を目指すうえで、
大変ありがたい機会となった。
また、BLOF理論では、
有機栽培で重要となる3つの分野をあげられている。
「1に土つくり」「2にミネラル」「3にアミノ酸」で、
この3つを科学的に考察し、
論理的に営農していくとのことだ。
そして、
植物を形成すると共に、
エネルギーともなる炭水化物を如何に増やすかも重要とのこと。
その炭水化物を確保するためには、
光合成、アミノ酸や水溶性炭水化物の吸収が重要であるとのことだ。
重要な炭水化物の生成については、
化学式(CH2Oなど)でもご説明いただき、
植物の中で起こっている営みを丁寧に教えていただいた。
化学の大好きな私にとっては、
とても楽しい時間であり、
もっと学びたいと感じた。
さらに、
美味しくて栄養のある野菜の指標として、
4つの項目についても教えていただいた。
「糖度、抗酸化力、ビタミンC、硝酸イオンの少なさ」。
年1回、コンテストも行われているようで、
今後、是非ともチャレンジしたいと思った。
今回の講習会を通じて、
素晴らしい学びをいただいたと共に、
師匠や同期、先輩方の勉強熱心なお姿を拝見し、
私も改めて学びを深めようと熱い気持ちになった。
このような学びの機会に感謝し、
今後も共有させていただきたい。
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