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平山満著

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#石ノ森章太郎先生

当時の企画書(一部分)

当時の企画書は、企画者の手書き原稿を印刷会社に持ち込むと、鉄筆を持って待機していた印刷会社のスタッフが謄写版原紙を切りはじめます。いつも《急ぎで》という注文でしたから、僕もお手伝いで父の原稿を持ち込んだ事があります。受け渡し場所は、某喫茶店のマスターに渡す手段でした。

遺された資料の中に

心に雪の降る日がある
心に雨の降る日がある 

でも
心に太陽の輝く日もあるんだ
僕の身体は機械でも
心は人間とかわらない
(Kの詩より)