PW#4. その場所にすむひとびと
起きたら、メッセージの数がすごいことになっていた朝。
プロジェクトウィークレポート4日目。
この日もいつものように、7時半に起床。あぁ〜、よく寝たと思いながら、布団を畳んでふとスマホを見ると、メッセージの件数が、100?え?
緊急事態と脳が一瞬で認識し、眠気はどっかに吹っ飛んでいきました。
ドキドキしながら開けてみると、やおき大丈夫?っていうメッセージ。え、何が?
しばらく見ていくとようやく手がかりが、「やおき地震大丈夫?」
え、地震?しかも、そんな心配されるとしたらよっぽど大きい地震?そして、パソコンを開いて確かめてみると、最大震度5強という大きな地震。
福島県沖で発生した地震でした。亡くなった方々のご冥福と被災された方々の安全をお祈りいたします。
えぇっ!と思わず一人で叫んでしまった私。発生時刻を見ると私が寝た30分後くらい。全く気が付かず、爆睡していた私。
めちゃくちゃ心配してくれた友人。なんだか、申し訳ない気持ちになると共に、心配してくれたことに対して少し嬉しくなりました。
というふうに、いつもとは少し違う感じではじまった1日。このハプニングにより、先生との定期的な朝のミーティングも逃してしまい。本当に心配と迷惑をかけてしまいました。
地域を歩くことで見えてくるもの
この日の午前中は、湯沢町を歩いて回りました。
これは、見る人によっては、ただの散歩に見えるかもしれませんが、色々なことを学んで感じ取りながら歩いているつもりです。もちろん、楽しんでもいるのですが。
ということで、私がこのときに撮った写真を振り返りながら、感じたことを書いていきたいと思います。
最初に気になったのは、駐車場にあるこの穴。おそらく水路からわざと水を流して駐車場を通してからこの穴を通して排水をしているのですが、疑問に思ったのは、なぜ駐車場に水を流すのかということ。
雪を溶かすためじゃないの?と思われるかもしれませんが、ここまで寒い地域で水を出してしまうと凍ってしまいかえって危ないんじゃないかなと感じたのです。この疑問は、後程解決されることになるので、お楽しみに。
これは、考えたことというより、突っ込みたくなったこと。これを見たときに、「いや、立ち入り禁止以前に雪で立ち入れないよ。」と思わず突っ込んでしまいました。まぁ、どうでもいいのですが、この写真を撮ったときはなんだか面白くて思わず撮ってしまいました。あの気持ちを伝えようと思ったのですが、やっぱり難しそうです。
そして、お昼ご飯は、人参亭というとんかつ屋さんで。このお店は、とんかつ専門です。
ヒレカツ定食を注文。ボリュームもあり、美味しかったです。
いつものように、食べ方をしっかりと学んで。塩と醤油でいただくとは初めて聞きました。その通り食させていただいたのですが、やっぱり美味しかったです。(急募:食レポの仕方を教えてくれる方)
お腹いっぱいになり、駅の裏の商店街を歩く。
ここには、まだまだ地域のお店が残っていて、いいなと感じました。
しかし、地域の方にお話を聞いたところ、これでもお店はどんどん減ってきて寂しいとのこと。観光客の方に向けてのお店が多いため、観光客が減ってしまうと、お店の継続が難しいとのこと。
これは、昨日の記事で書いた、伊藤さんがおっしゃっていた、一つの産業に頼らない方がいいということにつながっているなと感じました。
地域の小さくてローカルなお店が、これからも続いてほしいなと思います。
越後湯沢駅から見える、山々。山に囲まれた土地なんだぁと感じました。
そして、歩いて向かった先は、待ちに待った
地域のお風呂屋さん:江神温泉浴場
江神温泉浴場を経営しておられるのは、カンタさん。
私は、この地域の浴場は、きっと何代も前から家族経営をされているんだろうなと何の疑いもなく思っていました。
しかし、なんと
カンタさんは生まれも育ちもこの町ではない
というのです。カンタさんは、他の町で、地域おこし協力隊をしておられ、その任期が終わったの気に、かつてからの夢だった、地域の銭湯で働くことになったといいます。
そして、よくよく話を聞いてみると、私が泊まっているきら星さんの紹介でこの銭湯を経営されているというのです。
これは、不思議な気持ちでした。なぜなら、私は、地元の散髪屋さんに紹介されてこの浴場にお邪魔したからです。カンタさんも、てっきりきら星の人に紹介されてきたのかと思ったと言っておられました。
あと、ちなみに、駐車場に水が溢れる理由を聞いてみたところ、あれは地下水だから凍らないとのこと。場所によっては、温泉の水を流して雪を溶かしているところもあるそうで、湯の里なんだなぁと感じました。
さらにお話を聞いてみると、この銭湯には、1日に100人余りの人がくるそう。これには驚きでした。ほとんどのお客さんは、この地域に住んでいる人で、家にあるお風呂の代わりに、毎日来ている人も大勢いるそう。
浴場がある地域って素敵だなと思いました。そこで地域の人同士のコミュニケーションが生まれるし、広いお風呂に入ることで1日の疲れもリフレッシュされるだろうなと感じます。
昔は、お風呂がないお家も多かったようで、85年続くこの浴場は、昔はもっとたくさんの人で賑わっていたようです。
今でも、おじいちゃんがお家にお風呂があるのに、「うちには風呂がないから〜」
と言って、この浴場に来ることもあるそうです。後から、家族の方にお話を聞いてみると、お家にもお風呂があるのにねぇ〜と笑っていたそうです。
地元の人に愛され続けるお風呂。素敵だなぁ〜と思いました。
この浴場は、25種類のサイダーがあるというのがワクワクするポイント。
コーヒー牛乳と牛乳はもちろん。アイスもあります。しかし、なんと言っても特徴的なのは、25種類もあるサイダー。これは、温泉に入るだけではなく、出た後の楽しみもあります。
なんだか、25種類制覇したくなっちゃいますよね。全部美味しそうで迷ったけど、
昼は、カンタさんおすすめのレモネード。あ、ちなみにサイダーは全品250円です。
なんか、地域の子どもたちが親からもらった250円を握って江神温泉浴場に行ってお風呂に入る。で、上がったら、もらった250円でサイダーを買って飲みながら帰る。という情景が勝手に頭に浮かんできて素敵だなぁ〜と。
そして、お風呂から上がった後は、もちろん、フロー状態に入りやすいためブログの執筆。
昨日の記事のほとんどはこの時間に書きました。
お風呂上がりにサイダーを飲みながら書く、ブログは楽しすぎて、、、、。
ブログを書いていた時間については、特に書くこともないので、
いきなり夜ご飯へ!
夜ご飯は、お蕎麦屋さんへ。シンプルな見た目ですが、出汁がよく出ていて、さっぱりとした間違いのない美味しさ。
お蕎麦って、たまに食べたくなりますよね。そして、お蕎麦を食べた後は、、、、
またまた江神温泉浴場
え、また?って思われた方、私はレモネードの下のところでしっかり「昼は」と言っていますよ。
実は、コマツ理容所さんにもらった無料入浴券が二枚でセットになっていまして、この日しか入る時間がなかったため、2回も入らせていただいたのです。
夜の江神温泉浴場は、風情がすごい。昨日は光っていなかった、この看板が光っているのをみるとなんだか感慨深いものがあります。
ここからは、江神温泉浴場の写真撮影会。
あったかくて、広いお風呂に入った後に、夜風に吹かれながら帰る帰り道は、最高でした。
夜は、ベーシックなサイダーを。ビンっていうのがまたいいですねぇ。
ということで、今回は写真多めでお届けしました。今回の記事が17日のレポートだったので、明日は、最終日、18日のレポートです。
最終日のレポートと一週間全体の振り返りをまとめるかはまだ決めていないのですが、とりあえず、明日も書いていきたいと思うので、また明日!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
おまけ : 連絡先を交換しない出会い
まちの中でたまたま出会った方々とは、お話はするけど、連絡先は交換しないことがほとんどです。
今の時代、出会ったら話す前にインスタ交換とかあるけど(それはそれでいんだけど)、そうじゃないのもいいなって。
カンタさんに会いたかったら、江神温泉浴場へ。
コマツさんとお話ししたかったら、小松理容所へ。
たまたまあった人たちだからこそ、たまたまにとどめておく。そして、いつかこの場所に戻ってきたときに、また「あぁ、あの時の!」ってお互いに思い出す。
そんな人との出会いと別れもいいなって思いました。
………………………………………………….
こちらもあわせてどうぞ
プロジェクトウィークとは?↓
1日目と2日目↓
3日目↓