[なんてことのない話#5]入学の季節に入学してない人の話。
このシリーズは、日常の出来事にちょっとだけフィクションを加えた、物語です。
日々あったことを、ちょっとしたストーリーに載せながら書いていきます。
みなさんが少しでも共感してくれると嬉しいです。
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4月は、入学の季節。
学校に通う人は、進級又は、進学して心新たに1年をスタートさせる。それが、日本の4月。
例にもれず、私も小学校は3月に卒業して中学校に4月に入学したし、それから3年間、進級するのは4月だった。
4月に入学。3月に卒業というのは、俳句の季語になっているくらい日本人にとってはアタリマエのことだ。
私の中学校の同級生もほとんどが入学式を終え、新しい高校生活の幕を開けた。
多くの友達から、
「入学式楽しかったぁ〜〜〜。」
「もう友達できた!!」
逆に、
「入学式楽しくない、、、、。」
「なんか、いきなり怒られたぁ、、。」
と、LINEが来た。
いや、来たというのは、誤解があるかもしれない。私が気になって、
「入学式どうだった?」
「楽しかった?」
と聞いたのだ。
私は、9月入学なので、まだ入学ではなく、このまま学校がない日が続く。
今までは、毎日のように多くの人とLINEしてきたのに、たまにはめんどくさいなぁー。とさえ思ったこともあったのに。今では、誰もLINEを返してくれない。(あったりまえよ!)
こんな時間は、恐らく一生でいまだけだろう。
中学生ではなく、高校生でもない時間。誰にも制限されることなく、自分が好きなように使える時間。
この時間で何をするかでこの先はだいぶ変わってくる気がしている。
正直、少し焦ってもいる。
みんなは、もう高校に入って勉強を始めているわけで、着実に前に進んでいる。
自由に使える時間。それは、自分ですべて決めなければ「いけない」ということだ。
何もしなかったら、誰も何も与えてくれない。
自由の恐ろしさだと思う。
誰かに、何かを決めてもらって、そのとおりにするのは、楽だと思う。
だって、何も考えなくていいから。何も考えなくても、なんとなく進んでいって、結果は人のせいにできるから。
私も、そっちに逃げたいと思うこともある。正直ね。
でも、それじゃダメだっていうのは切に思うし、そこに居座ってはいけないと思う。
もちろん、人それぞれ適正というのがあると思うけど、私は、快適なところにとどまっているのに居心地悪さを感じてしまう人。
ほんとにほんとに、楽しいことは、「楽」なことじゃないと思う。
だから、何をどうしたらいいかわからないけど、やりたいことを精一杯やりたいと思う。
話は戻るけど、友達が高校生活をスタートさせてくれたことがすっごい嬉しい。
本格的に、別々の道を歩み始めたから。
どんな人になるか、全く想像がつかない。それが、すごいワクワクする。
もう、すでに何が書きたいかわからなくなってきて、書きたいことがまとまらなくて、左手で文字をタイピングしながら右手で文字を削除するって言う繰り返しになってきてる。
別に、メッセージとか込めてないけど、たまには、こういう文章を書くのも楽しいかも。
心の赴くままに。読む人のことなんか考えずに。