1日1生
今朝はお気に入りのボールペンが見当たらなくて探していました。多分息子がお絵かきに持ち出したのでしょうが、追求しても「テヘヘ」と笑うだけで、毎度のことながらムカムカします。
息子を作業所に追い立ててから、2度目の洗濯をしようと思い立ちました。幸いにも本日は晴れです。こんな時は、たくさん洗濯をすると、気が晴れるのです。
手当たり次第、洗濯物を見つけ出して放り込んで行きます。シーツも枕カバーもです。狭いベランダの物干しのキャパはとっくに越えていますが、その配置を考えて干します。
物干し作業は、パズルみたいなもので、洗濯物が多ければ多いほど気合が入ります。洗濯干しパズルに挑みながら、毎日のように「一日一生」と言う言葉を思い浮かべます。
「一日一生」は大阿闍梨 酒井 雄哉さんの著書のタイトルです。この本は無実の罪で起訴された村木厚子さんが拘置所にいた時に、読んだ本のリストで見つけたものです。そして出会った言葉です。
「1日は一生である、明日はまた新しい人生」と言う意味ですが、私にとって洗濯がこれに当てはまります。汚れたものを洗濯して、洗って干して、新たに蘇る。そしてまた新しく使うことが、「生きること」すなわち人の一生のような感じがするのです。洗濯物に挑みながら少しずつクールダウンして来ました。
夕方、息子が帰る頃には、洗濯物も乾いて、私の心も復活し蘇ることでしょう。
文字熟語.com 「1日1生」よりhttps://study-yoji-jukugo.com/ichinichiisshou/
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