東京・私と娘の大人旅ー自由学園明日館から吉村昭記念館へー
せっかく上京しましたが、引っ越しの手伝いは無いと娘に言われました。せめてもと洗濯とアイロンがけをしておきました。
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ブランチを食べに池袋へやってきました。看護学校の修学旅行でサンシャイン60の水族館へきて以来の池袋です。
見つけたのが↓都知事選のなごり。旬のネタなので画像のお土産にしましょう。
娘のリクエストでコメダ珈琲でブランチ。東京まで来てまたまたコメダ珈琲です。近所にコメダがないらしく娘はご機嫌です。
「池袋ウェストゲートパーク」も気になるし、「シコふんじゃった」の立教大学キャンパスもちょっと気になりましたが、本命のフランク・ロイド・ライト設計の自由学園明日館へ。先日、明治村で移築した帝国ホテルを見学しました。思いがけない連続見学です。
私はフランク・ロイド・ライト、ヴォーリズ、安藤忠雄の建築物を見て歩いています。建築の知識はありませんが、ただただ彼らの建物が好きなのです。和洋の古い建物も近代建築も好きです。
結婚式があるので内部見学は出来ませんでした。でもめでたい日なので◎ちょうど雨が上がり青々とした芝生が、門出を祝っているようでした。誰だか知らない2人の幸せを祈りました。
もうひとつリクエストした場所に移動します。初めて都電に乗りました。私は乗り物も大好きです。
初の都電に乗ってご機嫌。どこかで聞いたことのある駅名だと思っていましたら・・・北区西ヶ原は内田康夫の名探偵、浅見光彦が住む街でした。作中によく出てくる平塚亭の団子を食したいと思いましたが、本日は定休日のようなので、また今度。
目的地、荒川区「ゆいの森あらかわ」です。吉村昭記念文学館は「吉村昭と津村節子―波瀾万丈おしどり夫婦―」を読んで、書斎を移築したと知った時から、行ってみたい場所でした。
昨日、「熊嵐」の話題が出たので来てみました。
「関東大震災」「破獄」「戦艦武蔵」どれも素晴らしい作品です。記録文学の第一人者だと尊敬する作家です。
ずらりと並んだ著書の中で「戦艦武蔵ノート」など、また読みたい本が見つかりました。
書斎を再現しており、本棚の書籍を眺めていました。椅子に座り作家気分を味わいました。
松本清張記念館で再現されている松本清張の書斎は外から覗くタイプで、こちらも見学の際、書斎の本の背表紙を必死に見ました。人の本棚を見ると、好みや読書傾向が垣間見れるので相手を理解する第1歩になります。
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こうして思いがけなく楽しい東京の時間を過ごしました。
「結局なんにも手伝いしていない。ごめんよ。」
「私、会いたかったから嬉しかった。」
娘とハグして改札に入りました。3回振り返ってみたら、娘はずっとそこにいました。これから彼女は引越しと新たな職場へと旅立ちます。頑張れ頑張れ。
やっぱり来て良かったです。
大阪に近づくと家に帰るモードに入りました。
そして、ただいま大阪。
寄り道せずにまっすぐ家に帰りました。